●判定方法


 ロジウラフォークロアの判定には、
「目標値以上の数値を出す」
「目標値以下の数値を出す」
 二つの成功がある。目標値以上の数値になれば成功か、目標値以下の数値になれば成功かは、その時の判定による。

 判定に用いられる数値は、「1d6+能力補正値」。
 判定の難易度が「普通」の基準は、
「目標値以上の数値を出す」判定では4以上
「目標値以下の数値を出す」判定では3以下
 である。

 また、この判定ではキアイを使って補正をかけることができる。


▼キアイ
 気合い。精神的ブースト。
 そのシーン内の自身の判定において、キアイを1消費するごとに、算出された出目にプラスかマイナスの補正を1ずつかけることができる。


▼判定例

▽クレイジー
・裏の世界に迷い込んだ表の世界の住人が、パニックを起こして銃を乱射している。
 クレイジー判定3以下成功で、「常識的に考えて存在がばれたら撃たれるだろう」ということに気付けて、その場をそっと後に出来る。
 失敗したら「腹でも痛いんだろうか」と気さくに声をかけてしまう。
【クレイジー能力値補正-1のPC】:1d6→4→補正の-1→3 成功!
 →君は撃たれないように隠れつつその場を後にできた。撃たれなくてよかった。

・裏の世界に迷い込んだ表の世界の住人が、パニックを起こして銃を乱射している。
 クレイジー判定4以上成功で、銃弾にビビることなく彼の傍にいける。
 失敗したら銃が怖くて君はその場から逃げ出してしまうぞ。
【クレイジー能力値補正-1のPC】:1d6→4→補正の-1→3 失敗!
 →事情は分からないがとにかくヤバイので近寄ることが出来なかった。寧ろ逃げた。


▽バイオレンス
・目の前の道は瓦礫の山で塞がれている。
 バイオレンス判定4以上成功で、瓦礫を無理矢理上ってその道を通ることが出来る。
 失敗したら滑り落ちてしまい、ヤルキが1減少する。
【バイオレンス能力値補正+1のPC】:1d6→4→補正の+1→5 成功!
 →君は力尽くで瓦礫の山を登りきった。

・目の前の道は瓦礫の山で塞がれている。
 バイオレンス判定3以下成功で、うまい迂回ルートを思いつくことが出来る。
 失敗したらなにも思いつかず無駄な時間を過ごす羽目になり、ヤルキが1減少する。
【バイオレンス能力値補正-1のPC】:1d6→5→補正の-1→4 失敗!
 →頭をひねってみたが、何も思いつかなかった。すごくげんなり気分。ヤルキ-1。


▽パラノーマル
・浮遊霊がそこかしこを漂っている。
 パラノーマル判定4以上成功で、それらを除霊できる。
 失敗したら浮遊霊から攻撃されてしまい、ヤルキが1減少する。
【パラノーマル能力値補正-1のPC】:1d6→4→補正の-1→3 失敗!
 →除霊失敗。浮遊霊からボッコボコにされる。ヤルキ-1。

・浮遊霊がそこかしこを漂っている。
 パラノーマル判定3以下成功で、それらに気付かれずに進むことが出来る。
 失敗したら浮遊霊から攻撃されてしまい、ヤルキが1減少する。
【パラノーマル能力値補正+1のPC】:1d6→1→補正の+1→2 成功!
 →浮遊霊に気付かれずにそこを通ることができた。


▼表の世界での判定
 表の世界にいる間、「PCが常識的な行動をとれるかどうか」ということで、GMは逐一目標値を上回るクレイジー判定をPCに要求することができる。