▼ジモト


「表も裏も関係ないね。生まれた場所で毎日生きて、それから死んでいくだけさ」

<有様>
 子供は生まれてくる場所を選べない。というわけで、生まれたときから裏の世界。
 裏の世界のサラブレッドなワケだから、この裏という場所こそ表である。
 ここが生まれた場所で育った場所、出て行く理由だってない、だったらここで生きていこう。そして、ここで死んでいこう。ここが故郷なのだから。
 だって、それが普通だろう?

<解説>
 裏の世界で生まれ、裏世界で育った地元民。生粋の裏世界住人。
 常識はずれな世界で生まれ育ったため、相応に常識はずれ。
 裏の世界では競争が基本的にあまり起きないため、好戦的ではない傾向にあるようだ。

<能力値補正>
・クレイジー :1
・バイオレンス:-1
・パラノーマル:0

▽スキル

★ポジティブスキル
【スモールワールド】
 シナリオに登場する裏世界の住人のNPCと友達でも構わない(ただしGM裁量)。そのNPCは基本的にそのPCの味方であり、出来る限り言うことを聞いてくれる。また、裏の世界の住人との交渉に関する判定を行う際は、判定に常に差分1のボーナスを受ける。
『世界は狭い。知り合いとバッタリ遭遇することなんてまれによくある日常茶飯事だ』

【みんなともだち】
 仲間の判定に、自分のキアイによる補正をかけることができる。戦闘での「フェーズ3」のダイスには介入できない。
『友情とは麗しきかな』

【わけあいっこ】
 回復系アイテムを使用する際、その効果を仲間全員に適用してもよい。回復量を決定するダイスはスキル使用者が振る。
『楽しいことは、分け合うと倍になる』

【裏世界の知恵袋】
 裏の世界にいる時のみ使用可能。戦闘以外の判定の目標値を、1だけ任意に上下させることができる。1シナリオ1回のみ。
『こういうのは、こうすればいいんだよ。なぁによくあることさ』


☆ネガティブスキル
【未知への恐怖】
 表の世界では、あらゆる判定に差分1の不利な修正が加えられる。
『表の世界は恐ろしい場所と聞く。おぞましいモノが跋扈し、不気味なものがはびこっており、そこでは誰もが誰もを殺そうとしているとか。こわ』

【名状しがたいそれ】
 表の世界の人間と遭遇した時、目標値3を上回るクレイジー判定を行わなければならない。失敗した場合、ヤルキが-2される。
『出たあああああああああああバケモノだああああああああああああああああ』

【超挙動不審】
 表の世界の存在であるNPCからの印象がかなり悪くなる。特に理由がない限り、そのNPCは【超挙動不審】所有PCに関わることや、協力することを望まない。
『通報しました』

【友達想い】
 戦闘以外において、仲間のヤルキが減少する度、ヤルキが減少した仲間の数だけ、自分のヤルキが1ずつ減少する。同時に複数人のヤルキが減少した場合は、その人数分のヤルキが減少する。
『友達が悲しんだり苦しんだりするのは辛くて悲しい。まるで自分のことのように』