どどんとふ:全チャットログ削除が正常に終了しました。
どどんとふ:「GM」がログアウトしました。
どどんとふ:「」がログインしました。
どどんとふ:「」がログアウトしました。
どどんとふ:このサーバでは24.0時間以上ログインすると接続が切断されます。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
GM:<ハンドアウト>
 PCのイキザマはハミゴである。
 月葬刑――月への流刑を言い渡された地球の存在だ。つまりは重罪人なのだが、あらぬ罪で月葬刑となった「きらわれもの」である。
 初期所有アイテムなし、クレジットなし。(罪人だから没収されている)

どどんとふ:「ななしさん」がログインしました。
GM:点呼開始!
門叶:準備完了!(1/1)
全員準備完了しましたっ!

GM
GM
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM:月葬刑。
GM:それは重罪人を月へ流刑する処刑方法である。
GM: 
GM:罪人は何もない月を彷徨い、
GM:じわじわと生命維持装置が制限され――苦痛の中で死に至る。
GM: 
GM:そしてまた一人、月に罪人(きらわれもの)が送られた。
GM: 
GM:不可避の死。
GM:摩滅していく正気。
GM:水を湛えた青い星(かえれないばしょ)が嘲笑う。
GM: 
GM:死神の顔面には笑顔が張り付いていた。
GM: 
GM: 
GM:アングラ日常TRPGロジウラフォークロア
GM:『月葬刑』
GM: 
GM: 
GM:開幕。
GM: 
GM
GM
GM:<オープニング>
GM:月面で君は目を覚ます。
GM:宇宙服越しに見えるのは青い青い――地球だ。
GM:君は自分が月葬刑に処されたことを知っている。
GM:周囲には誰もおらず、何も聞こえず、灰色の地面が広がるばかり。
GM:とゆわけで月面到着したよ!RPどうぞ!なんもないけどね!
門叶:「………」重い瞼を持ち上げて、緩慢に周囲を見回す
門叶:そうして、地球に視線がたどり着いて、重々しく息を吐くよ。呼気の音も聞こえないけど。
GM:マップの通り、なんもないよ! 灰色の大地がどこまでも。動く者は君しかいないので当然ながら静寂だ。
門叶:『——……ぁぁ』
門叶:呻いてから、頭を抱えてとりあえず前に進もう。目指す場所もないけども、とりあえず背中を預けられる岩でも探して。
GM:では、君は何も無い月面――地球から見ればあんなにも綺麗だった場所――を、当て所なく歩き始めた。重力が地球よりも無いので足取りだけは物理的な意味で軽やかに。
GM:というわけで、ミドルシーンへと進んで行こう。
GM
GM
GM:<ミドルシーン>
GM:▼シーン1
GM:とりあえず背中を預けられる岩でも…… そう思って歩いていた君だが。ふと、近くの地面に何かを見つけた。
GM:だだっぴろいから、遠くの方にポツネンとあるのがすぐ分かった感じだろうね。近寄って、見てみる?
門叶:見に行く。でも駆け寄るほどの気力もない、ゆっくり踏みしめるように進もう。
GM:じゃあ、君がゆっくりと歩いていくと。自ずと『それ』の正体を知ることができた。
GM:それは朽ち果てた死体――自分と同じ宇宙服を着ている死体だ。
GM:ヘルメットの部分から見えたその姿は、既に……。
GM:……君もいつかこうなるのだろう。それは心を抉るような光景だ。
門叶:『——ご同類か。……それとも僕の未来かな』
GM:というわけで……いわゆるSANチェックのお時間だよ。
GM:目標:クレイジー判定で4以上。
GM:精神防衛できるかな。
門叶:1D6>=4 クレイジー判定
DiceBot : (1D6>=4) → 5 → 成功

GM:おお~成功成功
GM:じゃあ君は、なんとか取り乱さずに済んだよ。もはや取り乱す気力すらなかったのかな?
GM:RPどうぞだよ
門叶:なんだか感性も既に擦り切れてるみたいだ
門叶:『君は一体どんなことでその末路を辿ったんだろう。……僕には、毛頭関係ないことだけど』
GM:死人に口無し。崩れた肉を内包した宇宙服のヘルメットが、静かに地球を映している。
門叶:『死んだら、こういう風に打ち捨てられるわけだ。早く、朽ちきれば、いいね』
GM:この骸が処刑されて然るべきな大量殺人者なのか、君と同じなのかは、誰も知らない。野晒しの死体から得られる情報は、「お前もいつかこうなるんだ」という死の宣告だけである。
門叶:『……』 ヘルメットごと地面に埋もれるように蹴り転がしておこう
門叶:死体に興味を無くしたようにそのまま背を向けて動き出す
GM:地球でやると大顰蹙だのなんだの後ろ指をさされたことだろう。ここが月でよかったね。
GM:では君は、再び何も無い月を歩き出す……。
門叶:死人はもう喋れないのにね
GM:全くだ。死者をホトケだの形容する言葉とかあるしね。
GM:さてさて……
GM
GM
GM:▼シーン2
GM:月での暮らしが漫然と続く。時計もなく、日没の時間も異なる月で、どれほどの時間がたったのかは分からない。
GM:(ちなみに月の昼と夜は、地球時間でそれぞれ約15日だそうですよ)
GM:相変わらず空には青い地球が水を湛えている。
GM:一方で君の生命維持装置から補給される水分や栄養も最低限で、死なない程度の空腹と渇きが常に付きまとっている。
GM:冷たい水も、味のある美味しい食事も、もう二度と君は口にすることは出来ない。そう思い知らされる。
GM:意識が、精神が、少しずつ削り取られていく。
GM:こんな生き殺しの日があとどれぐらい続くのだろう?
GM:RPどうぞだよ
門叶:『……』 動くのも面倒で傾いだように立すくんでいる
門叶:『——ぁと、どのくらい、続いていけばいいんだろう』
GM:ごわごわした宇宙服じゃ横になりづらいし寝にくそうだし、そもそも寝やすい場所も無いだろうし、慢性的な睡眠不足になってるかもね。睡眠の質が悪すぎるってやつだ。
門叶:『……億劫だ』
GM:君の体内に直接、そして強制的に流し込まれる水と栄養が、君が死ぬのをまだ許してはくれない。
門叶:眼は霞んで視界は歪む、喋らない所為で碌に声も出ない
GM:喉の渇き、空腹、質の悪い浅い眠りの日々、疲労、無音……今、君にあるのはそれだけだ。
門叶:『僕の耳は聞こえてるのか』
GM:そう発したはずの声ですら、幻聴かもしれないね。
門叶:『……別に、聞こえなくても問題ない。声も要らない』
門叶:『ずっと動かなければ、このまま動けなくなりそうだ』
門叶:ふと思い出したように呟いて、また筋力の低下を防ぐ為だけに月を彷徨いだす
GM:じゃあ、君が歩き出すと、だ……
GM:遠くに何かが見える。
GM:この前見たような、なにか落ちてるようなモノではない。
GM:それは人の形をしていた。だが……宇宙服を身に着けていない。この、月の上で。
GM:――どうする?
門叶:——どうする。どうもしない。多分、僕の幻覚だろうから。
GM:では、君がそれを幻覚だと思って虚ろとしていると…
--:「よう」
--:ぽんぽん。後ろから肩を叩かれた。
--:さっきまで前のほうにいたあの人の形がいつのまにかいない。
門叶:思いも寄らぬ肩に感じた感触に、ぞっと怖気が走って前へとよろけるように転ぶ
--:「ははは。そんなにビックリしなくったっていいだろ」 声の主は笑っている。その声は不思議と鮮明に聞こえる。
--:こっちを見るか?
門叶:『——ッ、?! な、ッ?!』
門叶:久しぶりに自分と岩以外で感じた感触に、がちがちと歯の根が合わないまま、そうだね、思わずそっちを見るよ
--:「とって喰いやしないさ」 へらへら笑うそれは、宇宙服も着ていない、荒唐無稽な『人間』だった。
--:最大限に荒唐無稽をあげるとすれば、それが大きな鎌を持っているということ。
門叶:『……僕みたいな人種でも、幻肢することが有るのか』
門叶:僕の幻覚症状が重くなっているらしいと判断してぼそっと言うよ
--:「そうかもしらんね。イマジナリーフレンドだと思いたいならそう思ってくれちゃっても構わないぜ。よろしくな『マイフレンド』」 口ぶり軽い軽~い
--:どこか茶化すような言葉を吐きやがるが、敵意などはなさそうである。
門叶:『……、まだ、現実に希望でも抱いてたんだろうか。こんな月で、そんな呼びかけをする物体を見るなんて』
門叶:がりがりがりと爪がない手袋で頬と首を掻く
--:「よかったな、おめでとさーん。この世も捨てたモンじゃないだろ? ま、お前死ぬんだけどな。月葬刑……だろ?」
門叶:『こんな時にフレンドなんて言葉を聞くと思わなかった。世から捨てられたらから月葬刑。——そうですね、早く、死ねれば楽だ』
--:「死ぬなんて軽率に言うなよ~、死んだら全部おしまいだぜ? 楽しいこともな~んにも楽しめなくなっちゃうんだぞ? こんなにも命は尊いのに」 言い方がクソほどわざとらしい
門叶:『死んだらもう何もすることも思うことも無くなる。全て終わる。それ以上のことが……ケッホ』
門叶:『……ぁぁ、何かと話すのも久しぶりだ』 そのまま地面に座り込む
--:じゃあ隣に座っちゃお 馴れ馴れしい? そうだろうな!
--:「お前、名前は?」
門叶:『何も無い。何を持って命が尊いって云うんだ』
--:やれやれ、と肩を竦める動作を見せる。
--:「何をもって? そりゃお前、俺が死神だからさ。命に携わるジョブなんだから、説得力すごいだろ?」
門叶:『……、なまえ、? ……門叶(トガ)』 じとーっとヘルメットの向こうから眺めている 
死神:頬杖突いて見つめ返している。
門叶:『……幻覚にはピッタリの名前だ。説得力は、よくわからないけれど』
門叶:『できれば、話相手に困らないから幻覚が長く続けばいい』
死神:「ああそうそう、死神だけど、今すぐお前の命を貰う……とかじゃないからそこんとこは安心してくれよな。ま、仲良くしようやトガちゃん」 握手しようぜ、と手を差し出す
門叶:『取るなら取れば良い』 不思議なものでも見るようにジトーっと差し出された手を見下ろす
死神:「ハハハ」 へらへらと笑うだけ。手は中空でひらひらしている。
門叶:『死神ならあっちの方がいっぱい死ぬ奴も居るだろうに。変わった幻覚だ、死神』 ひらひら揺れてる手を眺めて、首を傾げた
死神:「宇宙にだって死神はいるさ、死人が出るんだから」 まるで君が、月で死体を見たことを見透かしているかのように
門叶:『需要が小さくて大変だな』
門叶:『でも、そうか、僕が死んだら誰かに貰われるのか』
死神:「気楽なもんだぜ? 紛争地域の奴とかスゲー大変なんだろうなー。あー月エリア担当でよかったー」 地球を眺めている
死神:「死ぬなんて言うなよ、大事な命なんだぜ」 相変わらず口調は軽い
門叶:『人はよく死ぬから。…他人事だ』
門叶:『仕事の物品だからな』 そうだな、と小さく頷く
死神:「寂しいこと言うねぇ、おセンチしないで笑おうぜ。きっといいことあるさ」 馴れ馴れしく片腕で肩を抱いてくる
門叶:『……ぅぁ、……。何もないところで何があるって云うんだ』 腕の感触から逃げるように、這って横にズレる
死神:「色々あるって。そうだ、お前『アレ』はやったのか?」 あ~らら逃げられちゃった。
門叶:『……久しぶりに喋りすぎた所為で、疲れた』
門叶:『アレ?』
死神:「あ、じゃあそろそろじゃないかな。疲れてる場合じゃないぞ~」
GM:と、ソイツが言った直後だ。
門叶:『何が』
GM:君のヘルメットにモニターが展開する。無機質なメッセージが流れる。曰く……
GM:被害者に謝罪の言葉を述べよ、という内容だ。
GM:誠心誠意の反省を見せなさい、と機械音声が命令している。
門叶:『——、……』 地球に居た頃を思い出して、意味を成さないのに両手で耳を塞ぐ
GM:機械音声は徐々に大きくなる。君を急かすように。
GM:拷問のように同じ言葉が繰り返され続ける。
門叶:『僕は、門叶は、罪を犯していない。違う、被害者の皆さまには、悪いことを、……僕は、』
死神:腹を抱えてクククククと笑いを堪えている。肩が戦慄いている。
門叶:『申し訳ありま、……、反省、? 僕は罪を犯して、……、ァァぁぁ、」
門叶:笑いを堪えているのが見えて更に小さくなって蹲る
GM:では、音声がピタリと止んだ。
GM:直後である。
門叶:『僕はやってない。ごめんなさい。違うんだ、反省。反省っていったい何を』
GM:ばつん、と嫌な感触と言うか、音の感じと言うか――
GM:1d5
DiceBot : (1D5) → 2

GM:うん、人差し指だな。
GM:人差し指に激痛が走る。
門叶:『ッ、ぁ〝、あああァあア〝あああ〝……!!』
GM:指が切断された、……のだろう。ペナルティだ。
死神:「嘘でもごめんなさいって土下座すりゃいいものを」
GM:choice[右手,左手,両手]
DiceBot : (CHOICE[右手,左手,両手]) → 両手

GM:おおえげつない。
GM:両手の人差し指だね
門叶:ひいひいと喚いて、死神の声に反応しない
門叶:濁った悲鳴がヘルメットの中にだけ響いて、のたうち回る
死神:「おおよしよし。痛いよな、痛いよな。しんどいよな」 しゃがみこんで背中ぽんぽん
門叶:『……ぁ〝っぎ、ッィ……、熱い、痛い』
死神:「指チョンパーだな、宇宙服にそういう仕掛けがされてるんだってさ。悪趣味だよな~~」 よしよしイイコイイコ
門叶:『土下座……謝罪? 謝る……って、誰に、ッ、』 撫でられて思わずそちらに手を差し出し掛けて、腕が落ちる。そのまま地面を両手が掻いた。
死神:「ああ、今ので『第一回』は終わりだから。もう安心して良いぜ。『第二回』がいつくるかは俺にも分からないけどな」
門叶:『痛い。痛くない、痛くない、……、また、あるのか』
死神:「ウン、おんなじのがこれからもずっと不定期で」 あっさり言い放つ
門叶:『ずっと……ぁァ、』 濡れた感触のするヘルメットに覆われた頭を擦り、地面に突っ伏す
門叶:『もうイヤだ。嫌だ。……つかれた』
死神:「でも、あいつらはお前が死ぬことを望んでるんだぜ。思い通りになっちゃっていいの?」 頭をナデナデ
門叶:『此処に来た時点で、もう、思惑の通りだ。あとはもう死ぬだけじゃあないか……』
死神:「大丈夫だって。……大丈夫大丈夫」 なでなでを続ける。
門叶:『……僕の幻覚なのに、』
門叶:『君は、前向きなことばかり言う。死神だって言ってるのに』
死神:「死神だからだよ」 意味不明な返答を堂々と言い切った。
門叶:『……、死神の定義がよく分からない』 痛む手を腹に充てるようにして丸くなる
死神:「ま、今日は痛みが引くまでゆっくりしてるといいさ。哲学は痛みが引いてからしたらいい」 横であぐら
門叶:『……痛い。君は起きてもまだ居るの』ぼそりと聞いて、痛みから逃れるように意識が遠のいていく
死神:返事はせずに、フフッと笑うだけだった。
GM:では、君の目蓋が落ちたところでシーンエンド。
GM
GM
GM:▼シーン3
GM:月での暮らしが漫然と続く。
GM:意識が、精神が、少しずつ少しずつ削り取られていく。
GM:こんな生き殺しの日がまだ続くのだろうか。
GM:死神と名乗る謎の存在は君にずっと付いてくる。
死神:「そーいやお前、なんで月葬刑になったの?」
門叶:『……、……さぁ。誰かに人殺しにされたんだと思う』
門叶:『色々やっても結局何も分からない内に判決が下ったから、よく分からない。もうどうしようもない、どうでも良い』
死神:「冤罪かーーー。じゃあ冤罪になるぐらい嫌われてたって訳だ」
門叶:「……そうだね」
死神:「ははー、なるほどな。散々な人生だなー」
門叶:『雑な評だ。否定する要素もないけれど』
死神:「なぁ、友達はいた? 恋人は?」
門叶:『……別に』
死神:「そぉかー。好きな食べ物はなんだい?」
門叶:『……食べ物? ……食べ物、チョコレートと、お茶漬け……? 麦茶はすきだった』
門叶:喉の渇きを思い出して、がりと首を掻く
死神:「ふーん」 漫然~とした返事だ
門叶:『食べるないの。幻覚に聞くのも難だ』
死神:「そんなこと言うなよ」 ハッハッハ、と首を逸らして笑う。
GM:そんな風に死神と意味のない会話を繰り返して、時間が無意味に流れて。
GM:飢え。渇き。苦痛。苦痛。君の苦しみは、肉体的にも精神的にも頂点に達しようとしていた。
GM:choice[例の『第二回』があった,なかった]
DiceBot : (CHOICE[例の『第二回』があった,なかった]) → なかった

GM:おお、せふせふ
GM:……様々な負荷で意識は朦朧としている。
GM:なにか、なにか助かる術はないのか……?
GM:目標:バイオレンス判定で3以下。
GM:とゆわけで判定どうぞ
門叶:1D6=<3 バイオレンス判定
DiceBot : (1D6<=3) → 1 → 成功

GM:成功~
GM:成功:君の視界の果てに建物が見える。どうやら……開発途中で廃棄された宇宙ステーションだ。
GM:ひょっとしたら、万が一、億が一、そこには地球に帰れる宇宙船や脱出ポットがあるかもしれない。
GM:脱出ポットでなくとも、生命維持装置を上手く機能させる道具があるかもしれない。
GM:そうしたら、助かるかもしれない。
GM:この苦痛が終わるかもしれない。
GM:――と、君は思ったことだろう。RPどうぞだよ。
門叶:『……、……』 もう声を出す気力もなく、ずるずる這いずるように宇宙ステーションに向かって歩きだす
死神:鼻歌をうたいながら付いてくる。
門叶:生きたいのかどうか分からなくても、辛いのは嫌だ。鼻歌に意識がささくれ立って、地面の砂を後ろに投げる。
死神:「なぁ、ロックとジャズだとどっちが好き?」 そして意味も無いしょーもない質問が再び。多分、君が目的地につくまで続くのだろう。
死神:choice[砂あたった,かわした]
DiceBot : (CHOICE[砂あたった,かわした]) → かわした

死神:ヒラリした。
門叶:ヒラリされてもそれ以上応酬する気力がない。無視して進もう。
死神:「なぁなぁ、好きなマンガとかあるのかい? なぁなぁ――」 質問はずっと続く。ついていくのであった。
GM:というわけで、君は歩き続ける……。
GM
GM
GM:▼シーン4
GM:君は歩き続ける。
GM:けれど……まるで砂漠のオアシスの幻影のように、宇宙ステーションに近付いたような実感はない。
GM:目標:パラノーマル判定で3以下。
GM:判定タイムだよ
門叶:1D6=<3 パラノーマル判定
DiceBot : (1D6<=3) → 4 → 失敗

GM:キアイ使う?
門叶:今は必至だろうし使う
GM:OK じゃあ成功
GM:あの宇宙ステーションは死神の魔法による幻影であることに気が付く。心を蝕む絶望に、ヤルキ-1。
GM:あ……。【伽藍の心】は…… 判定失敗によるペナルティにたいして有効だからなぁ。
GM:今回はこれ成功でアボンなのでヤルキー1してもらうぞ。
門叶:了解。減らしたよ。
GM:RPしていいよ
門叶:「……、——。お前、」 ゆらりと後ろを振り返ると同時に腕を振りかぶって死神に殴り掛かる
死神:お~、俺と戦闘する? いいよ。
死神:メタ的にいうとデータもあるんだ。やるかい?
門叶:そうだね、とりあえず、騙されてたことが腹立たしい。殴りたい。
GM:OK じゃあ殴りかかってきた君に対して……
死神:「お、プロレスごっこか? いいぜ、遊ぼう」
GM:というわけで戦闘しようか~~~
GM:トガのターンだよ
門叶:流れ上、バイオレンスで判定
門叶:1D6 死神に我武者羅に殴り掛かる(バイオレンス判定)
DiceBot : (1D6) → 2

死神:1d6+5
DiceBot : (1D6+5) → 3[3]+5 → 8

GM:上下ダイスにキアイ使う?
門叶:使う。キアイ1で下に
GM:1d6-1 上か下か
DiceBot : (1D6-1) → 1[1]-1 → 0

GM:グレートだね! 6ダメだ~ ぶん殴りRPしていいよ
門叶:何の手加減もなく、死神の顔面目掛けて殴り掛かる。相手が態勢を崩そうものならそのまま乗り上がって殴り続ける。
死神:「ぎゃー」 殴られてズテーンした マウントされてボッカボッカされている
死神:「いいねーーー今のお前スゲーイキイキしてるよ!」
門叶:「……何で騙した」
死神:「ん? ああ、宇宙ステーションのことか。お前を元気付けようと思ったんだよ?」
死神:くっくっと笑っている。
門叶:「元気? ……でも結局嘘じゃないか。お前は僕を騙したんだ」 笑った顔目掛けて拳を振り下ろす
死神:「あいてっ。でも元気出ただろ? いいね、拳で殴りあう友情。青春って感じだ」 マネして拳を握り締め……
死神:1d6+5 バイオレンス
DiceBot : (1D6+5) → 5[5]+5 → 10

死神:ほい、バイオレンスで反撃どうぞ
門叶:1D6 バイオレンス判定
DiceBot : (1D6) → 4

GM:1d6 上か下か
DiceBot : (1D6) → 1

GM:おお~いい殺意 じゃあ死神の拳を交わしてカウンターってやつだね RPどうぞ
門叶:「何が青春だ。お前なんか、あんなの嘘だったじゃないか……!」 死神の拳を避けてヘルメット付頭突きするよ
死神:「ぎゃす。お前すげーアクティブじゃんかよ~~~」 だがへらへら笑っている。
門叶:「……、どう動いたって全部駄目になる。全部終わる。何で笑ってるんだ」
門叶:判定あるならまたバイオレンスで判定するよ
GM:いや、死神はもう「こうさーん」と笑うだけだ。いわゆる戦闘終了だね。
GM:さてさて、相手は降参してきたけど、君の心にはわだかまりがあるだろう。
GM:あれもこれもと、脳がいらぬことを掘り起こす。
GM:なすりつけられたあらぬ罪。
GM:守ってくれる人はおらず。
GM:誰もが敵だった。一致団結したマジョリティにただただ慰み者にされた。
GM:味方なんていなかった。
GM:誰も手を差し伸べてくれなかった。
GM:誰も理解してくれなかった。
GM:誰も守ってくれなかった。
GM:ずっと嫌われ者で、ずっと迫害されて、ずっと仲間はずれだった。
GM:愛など自分の人生ではフィクションだった。
GM:ずっと一人だった。
GM:このまま、一人のまま、孤独のまま死ぬのだろうか――。
GM:RPどうぞ
門叶:「……、なんで嘘をついたんだ」 殴るのを止めたものの、相手から退かずにぼんやり呟く
門叶:「君は、僕が死ぬまでは居るのか。仕事だし」
死神:「だから……元気付けようと思ったんだよ。実際、トガちゃんすげーアクティブになったじゃん。拳で語り合うほどにさ?」 続いて質問に答えるよ
死神:「ずっと一緒にいてあげるよ。大丈夫さ、俺は味方さ、本当さ」
門叶:「元気づけて何の意味があるんだ」 がりがり、また首を掻く
門叶:「……味方ってなんだ」
死神:「お前に死んで欲しくないからだよ」 手を伸ばす。ぽんぽんと頭を撫でる。 「味方っていうのは俺みたいな奴のことを言うんだぜ?」
門叶:「味方はうるさいって意味じゃないぞ」
死神:「無視しない存在って言ってくれよ」 はははっ。
門叶:「……。いなくなったりしないのか。死ぬ間際で、飽きてどっか行くんじゃないのか」
死神:「疑うなって。信じておくれよ。な? トガちゃん」
門叶:「君に居る理由がない」
死神:「あるんだよ。……あるんだよ」
門叶:「……死神の仕事なのか。僕にはそういうのはよく分からない。分からないから、死ぬとき居てくれれば良い」
門叶:「僕は、せめて、死ぬときくらい、一人でしにたくない」 ぼそりと呟いて右手で顔面を抑える
死神:「死なないでいいんだ。『どう動いたって全部駄目になる。全部終わる』って言ったな、お前。ところがどっこいだ、終わらない方法があるんだよ」
門叶:「終わらない……?」
死神:「そうさ――」 優しい笑みを浮かべる。
GM:と、死神の言葉の続きを、君は聴こうとしたかもしれない。
GM:けれど。
GM:気が付けば、君は倒れていた。もう、生命維持装置の限界が迫っていた。
GM:視界がかすんで――あんなに憎らしいほど青く見えていた地球すら、もう見えない。
門叶:『——……しぬのかな』 音にならないままぼそりと零す
GM:君は死ぬのか。それとも。
GM:というわけで、クライマックスに移ろう。
GM
GM
GM:<クライマックス>
GM:倒れた君。
GM:そのヘルメットを、死神が覗き込んでくる。
死神:「なぁトガちゃん、まだ聞こえているんだろう――」
GM:「教えてあげるよ、とっておきのチートコード。死なないでいい必殺技さぁ」
死神:と、ヘルメットの奥のお前の目をじっと見るぜ。
門叶:『……。ちーと、こーど……?』 焦点が合わないまま繰り返す
死神:「おういえーす。じゃあ今から言うから、しっかり聴くんだぞ、いいないいないいな?」
死神:「――死神になれば死なずに済むぞ」
門叶:『……しにがみ、に、な、る……、?』
死神:「そうさ。俺を見てみろよ、お前みたいに、拘束するものもイジワルしてくる物体もない。自由だ。死神になればいいのさ」
死神:「もう、誰かにゴメンナサイってみっともなく喚くなんてイヤだろ?」
門叶:『……謝るの、は、イヤだ』
死神:「指をチョン切られたりするのもお腹が空くのも喉が渇くのも息苦しいのも良く眠れないのも、もう嫌だろ?」
門叶:『イヤだ。辛いのは、もうイヤだ』
死神:「そうだろっ? そうだろっ? どうだ、どうだいトガちゃん、死神になるかい? ……もう質問してるヒマなんてないと思うぜ。さぁ決めろよ、早く決めるんだ」
GM:君の、選択の時間である。
GM:死神になって生き延びるか。
GM:このまま死に身を委ねるか。
門叶:『——…………、君は、居るの』
死神:「答えは、イエスかノーだぜ。それ以外はナンセンスだ」
死神:君の決断を待っている。くるくると鎌を回しながら。
門叶:『…………、僕は』
死神:「僕は?」
門叶:声はかすれて、ほとんどもう聞こえない
死神:促すよ。話すんだ。
門叶:『……………、なる』 初めてあったときを逆側からなぞるように、掌を僅かに上げる。握手。
死神:「承ったぜ、トガちゃん」 手を伸ばそう。握手をしよう。
死神:ギュッとその手を握るぜ。
門叶:殆ど力は入らないものの、此方からも握り返す
死神:「あんた、いい奴だな」 そして、もう片方の手で鎌を振り上げた。
GM:掲げられた黒い鎌が、青い地球を映して煌いた。
門叶:聞こえた言葉に呼気だけで笑う
GM:そして、鎌の切っ先が振り下ろされる――
GM
GM
GM:<エンディング>
GM:鎌の切っ先が振り下ろされる寸前――
死神:「アンタほんといい奴だよ。……ほんとにさ、バカだなぁ。正直者のまま生きて、これまで散々損ぶっこいてきただろうに。でもさ……トガちゃん……」
死神:「お前の正直のおかげで、少なくとも、目の前のこの男は救われた訳だ」
死神:「サンキュートガちゃん、ありがとな。……ああ、やっと死ねる……やっと……ありがとう……それと……ごめんな、お先」
GM: 
GM:視界暗転。
GM: 
GM:そして――
GM:月面で君は目を覚ます。
GM:視界いっぱいに見えるのは青い青い――地球だ。
GM:だが、宇宙服のヘルメットはもうない。
GM:君は生身のまま月にいた。
GM:なぜなら君は死神になって、死すらも超越したからだ。
GM:……今まで居た、あの死神はもうどこにもいない。
GM:周囲には誰もおらず、何も聞こえず、灰色の地面が広がるばかり。
GM:君は生き延びた。最早呼吸も食事も必要せず、苦痛は微塵も感じない。
GM:押し付けられた死の運命を回避できたということは、自分を死なせようとしてきた連中への痛烈な復讐ではないだろうか。
GM:ざまあみろだ。青い星に中指でも突き立ててやるといいだろう。なんて。RPどうぞ。
門叶:「………ああ。やっぱりか」 どうにも身軽になってしまったらしい自身の姿を見下ろして、小さく失笑が漏れる
門叶:「……最後は嘘を吐かれなかったみたいだ」 呟いて、思わず顔を片手で覆いながら座り込む
門叶:「そういえば、結局名前もあったんだろうか、僕のイマジナリーフレンドは」
GM:少なくとも「死神」と以外は名乗らなかったね。なんなら、そうだ、君のイマジナリーフレンドなのだから、君が名付けてあげてもいいかもしれないね。
門叶:もう本人が居ないもの。態々顔つき合わせてた時に呼ばなかった名前を付けないよ。君は『死神』で、僕のイマジナリーフレンド。それでいいじゃないか。
GM:では、視界の遠く。キラリと光るなにかが見えた。――宇宙船だ。きっと、おそらく、月葬刑の罪人が、また運ばれてきたのだろう。
門叶:「次は、僕が死神とでも名乗るべきなんだろうか。鎌の一つでも持って?」
GM:ああ、そうだね。君の手には大きな鎌がある。
門叶:しっかり死神だ。なら、僕も君を真似て罪人を見に行くことにするよ。その人が暇してるなら話し相手くらいにはなれるさ。
門叶:「……この生き方に疲れた頃に死ねたらいいな。それじゃあ、おやすみ、僕のイマジナリーフレンド」
門叶:僕が目覚めた場所を振り返って手を揺らすと、宇宙船が降り立った方向目指して歩き出す。きっともう距離感なんてものも、無意味なんだろう。
門叶:今も変わらず青く輝く星を見て、小さく笑った。
GM: 
GM:地球から見た月も、相も変わらず金色に輝いていることだろう。
GM:誰もそこに、死神が居るだなんて知らないだろうけれど――……。
GM: 
GM
GM:アングラ日常TRPGロジウラフォークロア
GM:『月葬刑』
GM: 
GM:THE END.
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