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ララ子:わたしララ子!ごく普通のお金持ちのおうちの令嬢!(?
ララ子:だったんだけど、あるひおうちにたくさんの人が押し入ってきてさあたいへん!!
ララ子:おとうさまはその人たちといっしょにどこかにいっちゃったし(お仕事かしら?
ララ子:わたしも、『裁判所』ってパーティ—会場にいきなり招待されてびっくり!(??
ララ子:そしたら、なんと月への旅行が決まったの! びっくりよね!!(????????
GM
GM
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM:月葬刑。
GM: 
GM:それは重罪人を月へ流刑する処刑方法である。
GM: 
GM:罪人は何もない月を彷徨い、
GM:じわじわと生命維持装置が制限され――苦痛の中で死に至る。
GM: 
GM:そしてまた一人、月に罪人(きらわれもの)が送られた。
GM: 
GM:不可避の死。
GM:摩滅していく正気。
GM:水を湛えた青い星(かえれないばしょ)が嘲笑う。
GM: 
GM:死神の顔面には笑顔が張り付いていた。
GM: 
GM: 
GM:アングラ日常TRPGロジウラフォークロア
GM:『月葬刑』
GM: 
GM: 
GM:開幕。
GM
GM
GM:<オープニング>
GM:月面で君は目を覚ます。
GM:宇宙服越しに見えるのは青い青い――地球だ。
GM:君は自分が月葬刑に処されたことを知っている。
GM:周囲には誰もおらず、何も聞こえず、灰色の地面が広がるばかり。
GM:とゆわけで月面到着したよ!RPどうぞ!なんもないけどね!
ララ子:「・・・ん? あれ?あれあれ、ここはどこだったかしら??」 ん~~っと腕を組み首をひねって
ララ子:おててぽん! 「そうだったわ! わたし ついに月へ来たのね! だってあそこに見えるのは地球!!」
ララ子:「なんて綺麗! 幻想的な風景だわ! おとうさまやおかあさまにも見ていただきたいくらい!」
ララ子:立ち上がってあるこうとする 「わあ! からだが軽いわ、 うふふ、しってるわ、月って地球より重力がすくなくって~~」ぴょんぴょん
GM:マップの通り、周囲には何もないよ! 灰色の大地がどこまでも。動く者は君しかいないので当然ながら静寂だ。
ララ子:「どうしましょう! そうだわ、まずはお散歩してみましょう!」
ララ子:「先生はいないって言っていたけど わたし、月にはうさぎさんがいるっておもうの!」
GM:では、君は何も無い月面――君にとっては幻想的に見える場所――を、ぴょんぴょんと歩き始めた。足取が軽やかなのは、重力が少ない所為だけではないようだ。
GM:というわけで、ミドルシーンへと進んで行こう。
GM:うさぎさんはみつかるかな?
GM
GM
GM:<ミドルシーン>
GM:▼シーン1
GM:君はうさぎさんを探して周囲をキョロキョロしていたかもしれないね。その最中だ。ふと、近くの地面に何かを見つけた。
GM:近寄って見てみるかな?
ララ子:「まあ! うさぎさんかもしれないわ!」
ララ子:近づきますね!
GM:OK
GM:では君は『それ』に近付いた――『それ』は朽ち果てた死体――自分と同じ宇宙服を着ている死体だった。
GM:ヘルメットの部分から見えたその姿は、既に、腐って、爛れて、膨れ上がって崩れ落ちて……。
GM:……それは君にとって心を抉るような光景かもしれない。
GM:目標:クレイジー判定で4以上。
GM:SANチェックどうぞ
ララ子:1d6+1
DiceBot : (1D6+1) → 2[2]+1 → 3

ララ子:足りず!!
GM:キアイ1使う?
GM:使わないのもありだよ^^
ララ子:ん~~~ 使っちゃいましょう!
GM:成功:なんとか取り乱さずに済んだ。
ララ子:「あら、あらあらあらあら? なにかしらこれ なにかしら? なに??? ・・・・・・・・・・・」
GM:君は気力で悲鳴を堪えた……って感じかな?RPどうぞ
ララ子:むろん腐乱死体など見たこともない 宇宙服は自分と同じものであると理解できるが であれば
ララ子:「はじめてしったわ! うちゅうふくって食べ物をはこぶのにもつかうのね!」
ララ子:「でもこれはくさっちゃったおにくみたいだから ここは、きっとゴミ捨て場なのね!」
ララ子:「うさぎさんはお肉はたべないから・・・ あっ!!わかったわ!!!」
ララ子:「月にいるのは うさぎさんじゃなくて いぬさんか、ねこさんなのかも!!!」
ララ子:「きっとそうだわ、 ああっ! わたし、世紀の大発見をしてしまうかも! うふふ!」
ララ子:といった調子で現実逃避しました
GM:死人に口無し。崩れた肉を内包した宇宙服のヘルメットが、静かに地球を映している。
GM:この骸が処刑されて然るべきな大量殺人者なのか、君と同じなのかは、誰も知らない。野晒しの死体から得られる情報は、「お前もいつかこうなるんだ」という死の宣告だけであるが――それに気付くことを、君は放棄したようだ。
ララ子:『肉』への興味を失い、ふたたび月面へ目を向けて視線を彷徨わせる。
GM:OK じゃあ君は再び、当て所なく月面を彷徨い始めることだろう――。
GM:次のシーンに移ろう。
GM
GM
ララ子:「いぬさん! ねこさん! でてきてちょうだいな!」またあしをすすめはじめるよ
GM: 
GM:▼シーン2
GM:月での暮らしが漫然と続く。時計もなく、日没の時間も異なる月で、どれほどの時間がたったのかは分からない。
GM:(ちなみに月の昼と夜は、地球時間でそれぞれ約15日である)
GM:相変わらず空には青い地球が水を湛えている。
GM:一方で君の生命維持装置から補給される水分や栄養も最低限で、死なない程度の空腹と渇きが常に付きまとっている。
GM:冷たい水も、味のある美味しい食事も、もう二度と君は口にすることは出来ない。そう思い知らされる。
GM:ゴワゴワとした宇宙服では満足に横になることもできず、そもそもは柔らかいベッドもなにもない岩場ばかりで、慢性的な寝不足と疲労感も刻一刻と増してゆく苦痛と化していた。
GM:意識が、精神が、少しずつ削り取られていく。
GM:こんな生き殺しの日があとどれぐらい続くのだろう?
GM:RPどうぞ
ララ子:「・・・・・・」
ララ子:「ああ、ああ、 ダイエットってにがてだわ、 なんだか心までやせほそっちゃいそう!」
GM:君の体内に直接、そして強制的に流し込まれる水と栄養が、君が倒れるのをまだ許してはくれない。
GM:喉の渇き、空腹、質の悪い浅い眠りの日々、疲労、無音……今、君にあるのはそれだけだ。
GM:(引き続きRPどうぞ
ララ子:意味もなく虚空へしゃべりかける。 喉の渇きで すこし声がかれている。
ララ子:「ああ! わたし、月旅行終わるまでに つきのうさぎさんをみつけなきゃいけないのに、やるきもでないんだもの!」
ララ子:「うさぎさんだっけ? ねこさん? うさぎさんはおにくをたべないのよね おはなもさいてないから きっと いぬさんかねこさんなのね」 ぶつぶつ
GM:ではでは 君が延々と独り言を零していると、だ……
GM:遠くに何かが見える。
GM:それは人間だ。だが……宇宙服を身に着けていない。この、月の上で。
GM:――どうする?
ララ子:「・・・ ひと? 」 いいえ、ひとは 月じゃ空気がないから いきていられないわ 「うさぎさん?」
ララ子:「ついにおつきさまのしんじつにたどり着くのね!」 ぺかーっとなって そのダレかのところへあるきだします
GM:では、君が歩き出した瞬間だ。
--:「よう」
--:ぽんぽん。『後ろから』肩を叩かれた。
--:さっきまで前のほうにいたあの人の形がいつのまにかいない。
ララ子:「あれ? あれれ?」左右をきょろきょろみてから
ララ子:くるっと後ろを振り返る
--:「ははは。ビックリしたかい」 声の主は笑っている。その声は不思議と鮮明に聞こえる。こっちを見るか?
--:あ、こっちみてたね。失礼失礼。
--:「まぁ、とって喰いやしないさ」 へらへら笑うそれは、宇宙服も着ていない、荒唐無稽な『人間』だった。
--:最大限に荒唐無稽をあげるとすれば、それが大きな鎌を持っているということ。
ララ子:目をぱちぱちしながら そのひとをみる じ~~~ ・・・「あなたは、つきのうさぎさんですか??」
ララ子:鎌をみて 「…あ! それ、杵というんでしょう! それをつかっておもちをつくのかしら!」
ララ子:「お月様にいるうさぎって 白いものとばかり思っていたけど あなたは黒いのね!!」
--:「うさぎ? ほう、俺がうさぎに見えるのかい? これで餅をつこうもんなら、臼ごと斬れるんじゃないかな」 おかしそうにしている。
ララ子:「だって月にいるのはうさぎさんと相場がきまっているでしょう? でなかったら、いぬさん?ねこさん?いいえ、なんでもいいわ!」
ララ子:「わたしとおともだちになってくれませんか? わたしララ子! あそこからきたの!」
ララ子:と言いながら、地球を指さす
--:「随分と元気なお嬢さんだねぇ。ララ子ちゃん……か。可愛い名前じゃないか。 俺は死神だ。よろしくな、お友達のララ子ちゃん」 握手しよう、片手を差し出す。
ララ子:「シミガミさん? 素敵なお名前ね! よろしくね!」 すなおに手をにぎって握手するよ
--:握手~~ 「ははあ、俺の名前が『素敵』ねぇ、嬉しいこと言ってくれるじゃないの。君とは仲良くなれそうだ」
ララ子:「私も、仲良くしていただけたらうれしいわ!シニガミさん! シニガミさんはどこからいらっしゃったの?」 月のうさぎの生態に興味を持っている顔(?
死神:「どこから? 俺はずっと月にいるよ。どれぐらいいるのかは、数えてないから分からないや」
ララ子:「まあ、じゃあ月ごしゅっしんなのね! 違う星で生まれたふたりがこうやってお友達になれるなんて、奇跡のよう! すてきだわ!」
死神:「ははははは。それもそうだな、俺達の出会いは奇跡なんだろう。シャンパンがあれば乾杯したいところだ」
ララ子:「そうね、乾杯でもしたい気分! そうだわ! ぜひ今度のパーティーにご招待させて! 」きゃいきゃいしている
死神:きゃいきゃいしている様子にへらへらと笑ってはいる。その最中、だ。ふとこんな問いを。
死神:「そうだ、お前『アレ』はやったのか?」
ララ子:「…あれ? アレとは なにかしら?? …餅つきなら、わたし経験ないの。」(????
死神:「その様子じゃ、まだみたいだな。だったらそろそろなんじゃないか?」
GM:と、ソイツが言った直後だ。
GM:君のヘルメットにモニターが展開する。無機質なメッセージが流れる。曰く……
GM:被害者に謝罪の言葉を述べよ、という内容だ。
GM:誠心誠意の反省を見せなさい、と機械音声が命令している。
GM:機械音声は徐々に大きくなる。君を急かすように。
GM:拷問のように同じ言葉が繰り返され続ける。
GM:リアクションどうぞ
ララ子:「………?????? ひが はんせーの せーい ?? これなんですの??? え???」
ララ子:「ひ、 音が やだ なにこれ なん、 え?!」 徐々に大きくなっていく音に首をふりみだす
GM:音声はどんどん大きくなる。宇宙服の構造上、耳を塞ぐこともできない。脳みそが痛くなるほどの爆音で、「謝罪せよ」「反省せよ」と繰り返されている。
死神:腹を抱えてクククククと笑いを堪えている。肩が戦慄いている。
ララ子:「いやっ!!   やだやだやだ!!!  でていってくださいまし!!  いやよ!! いや  や…! 」
ララ子:「あっ あ、 ごめんなさい!!! ごめんなさい!!だからやめて!!やめて!!ごめんなさい!!!!ごめんなさい!!!」
GM:では、音声がピタリと止んだ。
GM:直後である。
GM:choice[親指,人差し指,中指,薬指,小指]
DiceBot : (CHOICE[親指,人差し指,中指,薬指,小指]) → 小指

GM:choice[右手,左手,両手]
DiceBot : (CHOICE[右手,左手,両手]) → 右手

GM:ばつん、と嫌な感触と言うか、音の感じと言うか――
GM:右手の小指に激痛が走る。
GM:指が切断された、……のだろう。ペナルティだ。
ララ子:「———ッ?!!! あッ? ———ッ!!!???」
ララ子:思わず体制を崩してしりもちをつく、左手で右手首をおさえながら わけもわからず 縮こまる
GM:イメージ的には宇宙服の手袋の中で切断が行われた感じ。
GM:ので、痛みが走った小指を触っても「触られた感覚がない」ことに気付けるだろう。
ララ子:「い、いたい 痛い、 やだ やよ いやよ いやっ…」 ああっ、逃げなくちゃ、この現実から何とかして逃げなくては
GM:難易度6以上でクレイジー判定いってみる?
ララ子:少女は貧困な脳みそで逃げる方法を考える この頭の中に ゆめのくにに逃げ込まないと
ララ子:クレイジー判定したいですね
GM:どうぞどうぞ
ララ子:1d6+1 のうみそのおはなばたけ
DiceBot : (1D6+1) → 3[3]+1 → 4

GM:キアイ全部つぎ込めば成功にもっていけるよ(新しいシーンになったのでさっきつかったキアイは回復している
ララ子:あ~~^^ キアイ使いましょう
ララ子:キアイ2消費します
GM:OK 君は狂気的な気力で現実から逃げられたよ!
ララ子:「———はあ、 はっ 」 殺風景な月面も 反省せよという爆音も 切断された指も ともに意識から切り離される
ララ子:「アれ? なンのはなしを して いました っけ??」 うつむいていた顔を ぐるんと上に向け ”シニガミさん” のほうをみる
死神:「ワオ」 肩を竦める。
死神:「ああ、うさぎさんを見つけるんじゃなかったのか?」
ララ子:「そう、 そ、 ウサギさん、 黒いうさぎさん、 おともだちは いらっしゃるの? わたし 白いウサギさんも おともだちに なりたいわ!!」
死神:「探しに行くかい?」 しりもちをついたままの姿勢なら、手を差し伸べて立ち上がるのを手伝ってあげよう。
ララ子:「ええ、ええ、 さがしに いくわ、 ぜひ! 」 シニガミさんの手を取って、ゆっくりと立ち上がる、足はかすかにふるえている
死神:「ふ、ふ。じゃあ、行こうかララ子ちゃん」 手を繋いで、なんにもない月面を歩き出そう。
ララ子:震えるあしをうごかして まえへあるく、 その場から離れる、 現実から逃げる
GM:では、君と死神は灰色の月面を再び歩き出した……。シーンエンドだ。
GM
GM
GM:▼シーン3
GM:月での暮らしが漫然と続く。
GM:意識が、精神が、少しずつ少しずつ削り取られていく。
GM:こんな生き殺しの日がまだ続くのだろうか。
GM:死神と名乗る謎の存在は君にずっと付いてくる。
死神:「ララ子ちゃんはなんで月に来たんだい?」
ララ子:「・・・・・・ へ? えっと わたしは? わたし」 ぼんやりとした頭でおもいだそうと
ララ子:「りょこうを、 いえ、ダイエットを  後学の、 おとうさまが? えっと   」
ララ子:「うさぎをさがしに?」
ララ子:だんだん、自分へのごまかしが効かなくなっているせいか 断定系で答えることができない
死神:「ふんふん。人生楽しかった?」 特に調子を変える事もなく、言葉を続ける。
ララ子:「・・・?  ええ、わたし、わたし? とってもたのしい、わ?」
死神:「そうかそうか。友達はいた? 恋人は?」
ララ子:「ともだち、 しゃこうかいには いたけれど そんなに 仲は?、  」
ララ子:「あ、 でも 月の、うさぎさんとおともだちになれたのなんて わたしくらいじゃ ないかし、 ら?」
死神:「それって本当の話? 夢でも見てたとかじゃなくって?」
ララ子:「こいびと は   きまった ひと おとうさまが つれてきて わたし   わたし? え?」
ララ子:「 ゆめ、ゆめ? なことはないわ だってあたし ほんとよ! ほんと! 行けばわかるわ! うさぎさんも今度、わたしといっしょに地球にいってみればわかるわ! そしたらみんなに紹介し  ちきゅうに、  はっ  」
ララ子:「わたし ほ、ほんとなんだから ほんとに 月 おつきさま うさぎさんをみたのよ おともだちになったのよ。 おとうさまきっとびっくりするわ きっと。」
死神:君の話をくつくつ含み笑いながら聞いていた。
GM:そんな風に死神と意味のない会話を繰り返して、時間が無意味に流れて。
ララ子:「たのしみ たのしみだわ たのしみだわ はやく はやく かえ、って はやくっ」
GM:choice[第二回があった,あった,第三回もあった,あった,あった,なかった]
DiceBot : (CHOICE[第二回があった,あった,第三回もあった,あった,あった,なかった]) → 第三回もあった

GM:choice[親指,人差し指,中指,薬指,小指]
DiceBot : (CHOICE[親指,人差し指,中指,薬指,小指]) → 中指

GM:choice[右手,左手,両手]
DiceBot : (CHOICE[右手,左手,両手]) → 左手

GM:choice[親指,人差し指,中指,薬指,小指]
DiceBot : (CHOICE[親指,人差し指,中指,薬指,小指]) → 親指

GM:choice[右手,左手,両手]
DiceBot : (CHOICE[右手,左手,両手]) → 右手

GM:左手の中指、右手の親指も『あのペナルティ』で失いつつ……。
GM:最早 君の苦痛は頂点に達しようとしていた。
GM:飢えと渇きと精神的な負荷で意識は朦朧としている。
GM:なにか、なにか助かる術はないのか……?
GM:目標:バイオレンス判定で3以下。
ララ子:1d6
DiceBot : (1D6) → 3

GM:ジャスト成功だね!
GM:成功:君の視界の果てに建物が見える。開発途中で廃棄された宇宙ステーションだ。
GM:ひょっとしたら、万が一、億が一、地球に帰れる宇宙船や脱出ポットがあるかもしれない。
GM:脱出ポットでなくとも、生命維持装置を上手く機能させる道具があるかもしれない。
GM:そうしたら、助かるかもしれない。
GM:この苦痛が終わるかもしれない。
GM:RPどうぞ
ララ子:「いやっ いや、いやよ いや、ぜったいにいや、 いや」苦しいのは嫌い、痛いのは嫌い、でも逃げるにも限界がきつつある
ララ子:なんとかしないと この頭の中の楽園すら奪われてしまう なんとかしなければ なんとか
ララ子:視界の端にはいった建物をめざして 体を引きずるかのように ずるずると歩き出す
死神:「白いうさぎは見つかりそうかい」 鼻歌を歌いながらついていこう。
ララ子:「き っと きっといるわ あそこにいるわ しろい うさぎさん きっと」
死神:「見つかるといいねえ」
ララ子:「っふ ふ ふふ ありがとう シニガミ さん ふふ うふ ふ」
GM:では君達は、白いうさぎを探して、また歩き始める。歩き続ける……。
GM
GM
GM:▼シーン4
GM:君は歩き続ける。
GM:けれど。まるで砂漠のオアシスの幻影のように、宇宙ステーションに近付いたような実感はない。
GM:目標:パラノーマル判定で3以下。
ララ子:1d6-1
DiceBot : (1D6-1) → 5[5]-1 → 4

GM:キアイ使えば成功できるよ!
ララ子:むむ、 キアイで
GM:OK
GM:あの宇宙ステーションは死神の魔法による幻影であることに気が付く。心を蝕む絶望に、ヤルキ-3。
ララ子:「・・・・・・・・・あぁ あは 」 逃げたい心と裏腹に 頭が理解する
ララ子:「にげ、にげなくちゃ」 知ってしまった真実が追い打ちをかけていく うさぎさんで?おともだちの、シニガミさん??
ララ子:「嫌、いやよ!! 絶対いや!! わかりたくないっ わからない わからないわからないわからないっっ!!」
ララ子:ちかくに死神さんいるかな?
死神:いるよ~
ララ子:じゃあそっちをむいていうね
ララ子:「シニガミさん シニガミさんは!!!」
ララ子:「わたしの、”おともだち”よね!?」
死神:「そうだよ? ……あっ 気付いたのか。ごめんごめん、元気付けようと思ってさ……」 悪意のない様子である
死神:「だって…… 友達だからさ」
ララ子:「…!! そうよ、ね!! そうだわ!そう! お友達だから、わたしの、ためよね! そうよね!!」
死神:「うん、元気ないから、元気付けようと思っただけさ。ビックリしちゃったかな? ごめんごめん」 にこやかである
ララ子:「うん! だいじょうぶよ、げんきがでた、わ? わたし  シニガミ、さん??  あり、  がとう?? 」
死神:「そっか、よかったよかった。じゃあ、引き続き頑張ってうさぎさんを探さないとだな。白いやつ」
ララ子:「う、ん、  ええ、 がんばるわ うさぎさん 白い さがすわ。 さがすの… さがす  しろい、うさぎさん」
死神:「大丈夫だって」 背中ポン
ララ子:「う、うん ふふ、だいじょうぶ ね ……そうだわ だっておともだちが いるもの、 だいじょうぶだわ」
死神:ニコヤカな様子である。そしておもむろに地球を見上げて……
死神:「そうそう。ララ子ちゃん、人生で一番楽しかったことはなんだい?」
ララ子:「…へ? い ちばん たのしかったこと…?」
ララ子:朦朧とした頭で 自分の過去を漁る 青い星での思い出を遡る
ララ子:「たのしかったわ ずっとたのしかったわ わたし。  そう、大好きな本があるの、いきつけのお店のケーキが、おきにいりのドレスが、シニガミさんにも わたしの すきなもの みせ たいわ」
GM:さてさて……
GM:君は君の人生というものを見返してみるかもしれない。というか、実際、掘り返したことだろう。
GM:なすりつけられたあらぬ罪。
GM:守ってくれる人はおらず。
GM:誰もが敵だった。一致団結したマジョリティにただただ慰み者にされた。
GM:味方なんていなかった。
GM:誰も手を差し伸べてくれなかった。
GM:誰も理解してくれなかった。
GM:誰も守ってくれなかった。
GM:ずっと嫌われ者で、ずっと迫害されて、ずっと仲間はずれだった。
GM:愛など自分の人生ではフィクションだった。
GM:ずっと一人だった。
GM:このまま、一人のまま、孤独のまま死ぬのだろうか。
GM:RPどうぞ
ララ子:本当はずっと現実逃げていた! 父は嫌われものであった、実の娘である自分も嫌われて当然である、私はなにもしていない、あの家にうまれあの家で搾取で得た幸せを無為に享受していただけである、それが無実の罪を擦り付けられる理由になろうか?わたしはなにもしていない なにもしていない なにもかんがえないで なにも ただ怠惰に幸福をむさぼり
ララ子:幸福などではなかった そうだ、 嫌われ者であるわたしに友達などいなかった
ララ子:…
ララ子:「シニガミさん、シニガミさん」
死神:「どうした?」
ララ子:「わたし、わたし! いま しあわせよ! だって おともだちがいるんだもの!!!!!!!!!」
死神:「そうかぁ。俺も嬉しいよ、友達が出来て」 声はニコヤカだ。
ララ子:「シニガミさんっていうお友達が!!! おともだちがいるの わたしを ともだちだって!!!!」
ララ子:「わたし  いま、しあわせよ! ほんとなの! 本当なの!! いまがいちばんしあわせなの!!!」
死神:「友達だよって、握手したもんな!」
死神:「そうかそうか、それはなによりだ。幸せなのが一番だもんな」
ララ子:「ええ、ええ、 ありがとうシニガミさん ありがとう だいじょうぶよ わたし、だいじょうぶ」
死神:「そうだよ、大丈夫さ、君はきっと助かるんだから。助かる方法があるんだから」
ララ子:「うん、 うん シニガミさんがいれば わたし がんばれるわ だいじょうぶ 心強いおともだちがいるから だいじょうぶなの」
死神:「じゃあ、ララ子ちゃんは友達だから、助かる方法を教えようかな――」
ララ子:「  へ?」 くびをかしげる。「シニガミさん、しってるの? それは どんな? ほうほうなの?」
GM:と、死神の言葉の続きを、君は聴こうとしたかもしれない。
GM:けれど。
GM:気が付けば、君は倒れていた。もう、生命維持装置の限界が迫っていた。
GM:視界がかすんで――あんなに青く輝いて見えていた地球すら、もう見えない。
GM:リアクションどうぞ
ララ子:まえがよくみえない きかなくちゃいけないのに、シニガミさんはどこに、どこにいるのだろう
GM:君は死ぬのか。それとも。君の目に映るのは……。
GM:というわけで、クライマックスに移ろう。
GM
GM
GM:<クライマックス>
GM:倒れた君の宇宙服のヘルメットを、死神が覗き込んでくる。
死神:「助かる方法を教えてあげよう、ララ子ちゃん。だって友達だからな」
死神:「まだ聞こえてるんだろう。いいか? ……死神になれば死なずに済むぞ」
ララ子:(シニ、ガミ…? それ  ウサギさん ウサギさんになる ウサギ、)
死神:「俺を見てみろよ、お前みたいに、拘束するものもイジワルしてくる物体もない。自由だ。死神になればいいのさ」
死神:「もう、誰かにゴメンナサイってみっともなく喚くなんてイヤだろ?」
ララ子:(わたし できるかなあ 杵だってもったことないわ おもちもついたことないの)
死神:「指をチョン切られたりするのもお腹が空くのも喉が渇くのも息苦しいのも良く眠れないのも、もう嫌だろ?」
ララ子:(…… わたし おなか のどかわいて 痛い 体が痛いの なくなる?)
死神:「どうだ、どうだいララ子ちゃん、死神になるかい? さぁ決めろよ、早く決めるんだ」
GM:君の選択の時間である。
GM:死神になって生き延びるか。
GM:このまま死に身を委ねるか。
ララ子:(シニガミさん、 シニガミさんは 私みたいな子と おともだちになってくれた とってもいいウサギさん)
ララ子:(わたしみたいなのに なれるのかしら そんなモノに なれるかしら)
ララ子:(まず さびしかった わたしに 声をかけてくれたわ おともだちになってくれたわ あくしゅしてくれたの)
ララ子:(きぼうをみせるために ないはずの建物をみせてくれたわ わたしそれで歩こうっておもえたのよ ほんとよ)
ララ子:(けっきょく  白いうさぎさんみつからなかったなあ)
ララ子:(・・・ そうだわ いないなら、 いない     なら)
ララ子:「わたし、   わたし が うさぎさんになる。 白いウサギさんになるの」
ララ子:「シニガミさんと おんなじ    ふふっ、  」
死神:君の決断を、くるくると鎌を回しながら聴いていた。
死神:「OK、承ったぜララ子ちゃん」 手を差し伸べよう。最初に会った時の様に、握手だ。
ララ子:「しにがみ、 さん」 朦朧する意識のもと 手をのばす 幾つかの指の切り離された 感覚の薄い手
死神:ぎゅっと握ろう。そして、反対側の手で鎌を振り上げる。
GM:掲げられた黒い鎌が、青い地球を映して煌いた。
GM:そして、鎌の切っ先が振り下ろされる――
GM
GM: 
GM:<エンディング>
GM:鎌の切っ先が振り下ろされる寸前――
死神:「……ありがとうなララ子ちゃん。きっと、これからはいいことあるさ。だって……」
死神:「お前のおかげで、少なくとも、目の前のこの男は救われた訳だ。いいことしたんだから、いいことあるさ」
死神:「サンキューララ子ちゃん、ありがとな。……ああ、やっと死ねる……やっと……ありがとう……それと……ごめんな、お先」
GM: 
GM:視界暗転。
GM
GM:月面で君は目を覚ます。
GM:視界いっぱいに見えるのは青い青い――地球だ。
GM:だが、宇宙服のヘルメットはもうない。
GM:君は生身のまま月にいた。
GM:なぜなら君は死神になって、死すらも超越したからだ。
GM:その証拠に、君の手には大きな鎌がある。
GM:今まで居た、あの死神はもうどこにもいない。
GM:周囲には誰もおらず、何も聞こえず、灰色の地面が広がるばかり。
GM:君は生き延びた。最早呼吸も食事も必要せず、苦痛は微塵も感じない。
GM:押し付けられた死の運命を回避できたということは、自分を死なせようとしてきた連中への痛烈な復讐ではないだろうか。
GM:ざまあみろだ。青い星に中指でも突き立ててやるといいだろう。
GM:RPどうぞ
ララ子:「………」
ララ子:「……シニガミさんの 杵?」 杵じゃないって
ララ子:「…… !!」
ララ子:ぴょんっ! とはねる なまみのからだ!
ララ子:「かるいっ! かるいわ! んーーー!!! のびのび!!」 必要ないけどしんこきゅうのポーズ!
ララ子:「わたし! うさぎさんになったのね! 月の、白いうさぎさん!」
ララ子:「…シニガミさん? シニガミさんは、いないのかしら…? ああ、残念だわ……」
ララ子:「そうね、そうだったわ、これから、わたしがシニガミさんになるんだった」
ララ子:「ふふっ! うふふっ! どうしましょう! そうだわ これなら きっといままでよりいっぱい歩ける! はしることだってできちゃう!!!」
ララ子:「そう! 月を、くるっといっしゅうしちゃうの! お友達をさがしましょう!」
ララ子:「たのしみだわ! たのしみ! 出会ったら ララ子って名乗らないよう きをつけないと!」
ララ子:「…こほん、こほん、 わたし シニガミ! 月の白いうさぎさんです!!!」
ララ子:「うふふっ、うふふふ、ふふっ! たのしみだな、たのしみだなあ!」
GM:では、視界の遠く。キラリと光るなにかが見えた。――宇宙船だ。きっと、おそらく、月葬刑の罪人が、また運ばれてきたのだろう。
ララ子:「らん、らん、…? あ!」
ララ子:「どうしましょう! おもったよりはやく 名乗る時間がきそうだわ…!」
ララ子:ぱんぱんっ とスカートのしわを伸ばして 前髪を整える
ララ子:くるんっと 死神の鎌をまわすと、ヒールをならしながら 歩き始める。
ララ子:「ラ  ラ ラ … 」 青い星で耳にした唄をくちずさみながら
ララ子:死神は、罪人のもとへと足を運ぶ。
ララ子:月に送られた そのヒトの、 一番のお友達として
ララ子:最後の救いとして 白いうさぎが はねるように 足をはこぶ
GM: 
GM:地球から見た月も、相も変わらず金色に輝いていることだろう。
GM:誰もそこに、死神が居るだなんて知らないだろうけれど――……。
GM: 
GM:アングラ日常TRPGロジウラフォークロア
GM:『月葬刑』
GM: 
GM:THE END.
GM