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GM:【I HATE TO TELL YOU】
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:懺悔せよ
:泣喚き懺悔せよ
:孤独の中で懺悔せよ
:死を想いながら懺悔せよ
:自分を亡くしながら懺悔せよ
:志を遂げられず懺悔せよ
:青を眺めて懺悔せよ
:道化て懺悔せよ
:懺悔せよ
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:ロジウラフォークロア「月葬刑」
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GM:【蒼月】
GM: 
GM:草木の緑でも、アスファルトの黒でもない大地。
GM:周りは一面の闇、そこに欠片ほどの光が散りばめられている。
GM:少し歩を進めると見える、青い星。遥か遠き君の故郷。
GM:故郷と言っても、君の故郷への想いなんて、吐き捨てたくなるようなものばかりだろう。
GM:疎まれ、蔑まれ、嘲笑われ、殴られ、蹴られ、得たものは奪われ、志は折られ。
GM:君を生かさず、それでありながら決して己の手では殺さなかった故郷だ。
GM: 
GM:今まで私刑にしか処さなかった故郷がとうとう判決を下した。
GM:月葬刑。
GM:まあ言ってしまうと死刑。
GM:…………君は生まれながらの罪人(きらわれもの)である。
GM:詐欺師?確かに犯罪者だ。
GM:だが死刑になるほどの罪ではないだろう。
GM:それでも君は月に送られた。
GM:きらわれものだったから。
GM: 
GM:月面で君は目を覚ます。
GM:気分はどうだい?
GM:RPをどうぞ。
GM: 
GM: 
スタード:気分?悪くないね。 のっそりと身を起こそう。
スタード:「月面旅行なんて、アホみたいな金持ちしかできないことじゃないか。ハハハ……こんな詐欺師風情にそんな贅沢をさせてくれるとはね」 宇宙服ペタペタ触っている へー フーン こんなんなのかー
スタード:「……遅かれ早かれ人は死ぬんだ。ただそれだけだっていうのにねぇ…… まあ、ここならカネ稼ぎにあくせくしなくっていいから、気楽でいいや」 自分に言い聞かせるような独り言 さーて……辺りを見渡してから……
GM:確かに最期の贅沢かもね 晩餐というにはちょっとあれだけれども。君への栄養は管で送られるものだし。
スタード:「どっかに……アポロの星条旗でもあるのかねぇ。探してみるか……」 点滴は好きじゃないのよね俺
スタード:ぽっふぽっふ 地球より弱い重力の中、軽快なステップで冒険に出かけましょうかい
GM:アポロの星条旗はあるかもね! まあ君を此処に送った人は優しくないと思うので多分君が目を覚ました地点の反対側にあることだろう。
スタード:ファッキン
スタード:「月の地名は中二病~♪」 独り言
GM:では、君は何もない月面を、あてもなく、いや一応観光目的だから星条旗を目指すのかな? まあ、歩き始めたよ。
GM: 
GM:シーン1
GM:月に送られても割とメンタルが強い君。
GM:ふと、近くの地面に何かを見つけた。
GM:それは朽ち果てた死体——自分と同じ宇宙服を着ている死体だ。
GM:ここが地球じゃなくてよかったね、地球だったら腐臭が酷かったことだろう。
GM:いや、もう腐臭すらしないかな、いつのものかわかったものじゃない。
GM:……君もいつかこうなるのだろう。それは心を抉るような光景だ。
スタード:「……わぁ」 口調はのんきだが、露骨に歩みが止まる
スタード:「死体遺棄は犯罪だぞ犯罪……ゴミのポイ捨てだって悪いことだってカーチャンに習わなかったのかよ~……」
GM:自分の末路を、体現したものを目の前にして、それでも自分を鼓舞し続けられるか。
スタード:「……俺カーチャンいねぇわ、ハハハハハ……」
GM:月に罪人を送るという大義名分を前に、死体遺棄なんて小さな罪は放っておかれたようだよ
GM:では、スタードくん。クレイジー判定をどうぞ。4以上で成功。
スタード:1d6+1>=4 クレイジー
DiceBot : (1D6+1>=4) → 5[5]+1 → 6 → 成功

GM:成功。
GM:君は取り乱さずに済んだようだね。
スタード:深呼吸をする。マジで、宇宙服があってよかった。死体の傍で深呼吸したら絶対くさいじゃない?
スタード:「ははは……これがいきなり動いてゾンビったら、流石のスタード様でもベリー聖水かな……」
GM:こんな気が狂いそうな空間なのに正気でいられるとか、どっちがよかったのかわかったもんじゃないね
スタード:そんでもって、汚い世界で汚い方法で生きてきた習慣……死体漁りしよっと、なんかもってないかな~ゴソゴソ
スタード:……まあ、顔は見ないようにしながら、ね。
GM:君と同じ刑に処された人間だからね。何も持ってないと思うよ。君だって宇宙服以外身に着けてないだろう?
スタード:「なんだよー、シケてるね君」 まあ、手は合わせておいてあげよう。俺は優しいのさ。
GM:優しいね
スタード:「君が生きていたら、一緒に星条旗みにいこうぜーってできたんだけどね、残念だ」 人にはやさしくしましょーってみんなゆってた
スタード:「まあ、星条旗みてきて、まだその時に俺が生きてたら……ここに帰ってきて、話ぐらいは聞かせてあげるさ」
スタード:んじゃ~ほっぷすてっぷで進みましょうかねぃ
GM:孤独の中で懺悔せよ
GM:またここに戻って来れたらいいね
スタード:ですねー
GM:では君は月面を歩き続ける
GM: 
GM:シーン2
GM:月での暮らしが漫然と続く。時計もなく、日没の時間も異なる月で、どれほどの時間がたったのかは分からない。
GM:相変わらず空には青い地球が水を湛えている。
GM:一方で君の生命維持装置から補給される水分や栄養も最低限で、死なない程度の空腹と渇きが常に付きまとっている。
GM:点滴や胃瘻で栄養を取っていても口から食べ物を摂取しないと人間は弱っていくからね。
GM:冷たい水も、味のある美味しい食事も、もう二度と君は口にすることは出来ない。そう思い知らされる。
GM: 
GM:意識が、精神が、少しずつ削り取られていく。
GM:こんな生き殺しの日があとどれぐらい続くのだろう?
GM: 
GM:歩き続けていると、遠くに何かが見える。
GM:人間、のように見える。
GM:近づいてみるかい?
スタード:「はぁ……節約は大事って……話はあるけど……さぁ……」 掠れ掠れの声で、しかし独り言とは相変わらずで……
スタード:「……スゲー、星条旗は……人気観光スポット、なのかな…… ……おーーーい」 手を振ってみる
GM:「それ」はどうやら、君の姿を確認したようで。
GM:君の方へ近づいてくる。
GM:それは人間だ。だが……宇宙服を身に着けていない。この、月の上で。
スタード:(俺と同じで、月葬刑になっちゃった奴か……俺の幻覚か……宇宙人か…… この際、どっちだっていいや……) 歩き疲れたし、ちょっと座って待ってよう
??:「あ、あの、だいじょうぶ、ですか!」
GM:それは変わった色の外套を着た少年だ。
GM:どうやら言葉じゃ通じるみたいだね
??:「も、もしかして、もうしんじゃうんですか」
スタード:「まあ、俺は割りと元気かもしれないね。でもすぐ死んじゃうかも」 ははは…… 乾いた笑いをしている
スタード:(いやいやこんな月面で生身ってありえないでしょ、宇宙人? 幻覚? ンな馬鹿な……なんだコイツ……)
??:「おしゃべり、できるなら……まだげんきなほう……かも?」
スタード:「確かにな。……君、どなたさん?」
??:「おにいさん、なまえはなんていうんですか?」
スタード:「おっと、奇遇だねタイミングがかぶるとは」 笑おう
??:「あ、さきになのるのがれいぎですね!」
スタード:「そだな。……俺はスタード。ユウバスタード、なんだけど、『もったいないほど贅沢』だから、スタード」 紳士的に一礼
死神:「くーは死神といいます! ユウバスタード、スタードさん……」
死神:「ほしのおにいさんですね!」
スタード:「くー……死神? へえ、そりゃ、なんとも、まあ……。くーくん? 死神くん? どっちで呼べばいいのかな」 呆気にとられているのと思考停止の狭間である
スタード:「スターは、うん、そうさ、俺はスーパースターなわけ」
スタード:嫌われ者(スーパースター)だけどな
死神:「あ、死神です! 死神なんです! くーは死神なんですよ! あっまたくーっていっちゃった」
スタード:「……んじゃ、くーくんの意志を尊重して、死神くん……って呼ぼうかな。どうぞ、よろしく……」 握手すっか
死神:「よろしくおねがいします!」 死神も手を差し出す
GM:でもまあ、すり抜けるよね、手。
スタード:握手握手ー…… ウオッ
死神:「あっ……(´・ω・`)」
スタード:「あれ? 握手できないじゃん、なんで?」 若干引き攣り笑い
死神:「ご、ごめんなさい、くーは死神なので、ふだんは人にさわれないんだった……」
スタード:「あ~。そりゃ仕方ないね。そういうこともあるさ……多分な。……で、死神くんは、俺を……殺しにきたのかな?」
死神:「い、いちおう、そういうこともできますけど、でもやりません」
スタード:「やらない?」 首を傾げる
死神:「まだ、じかんじゃないっていうのもありますけど、……ここに、だれかがくるのはひさびさだから……」
死神:「おにいさんみたいに、ぼくとはなしてくれるひと、いなくて」
スタード:時間じゃない、という言葉に一瞬ウッとなるも…… まあ、表情はいつもの感じに戻って
スタード:「ふぅん……まあ、俺も、そうだな……誰かと話したのは久々、かもしれないし。ま、仲良くやろうや」
死神:「……なかよく、してくれるんですか?」
スタード:「なんだい、仲良くして欲しくないのかい?」 いらずらっぽく笑う
死神:首を横にぶんぶん振る
死神:「なかよくしてほしいです! そういってもらえて、うれしいです!」
スタード:「ははは……じゃあ、今から友達だ」
スタード:こんな酔狂も悪くない……どうせ死ぬんだし。
死神:「やったー! くー、ともだちできたのはじめてです!」
スタード:「そうかい、そうかい。……君はずっと一人だったのかな?」
死神:「はい、くーは月担当の死神だから、ずっと、ひとりだったんです」
スタード:「ははー、死神もちゃんと組織化されてるのねぇ。……ま、こんなとこに来る奴なんか、レアだしね。さぞかし暇だったろう」
死神:「そうですね、とても、さみしかったです」
死神:「…………そういえば、ほしのおにいさんは、『あれ』は、やったんですか?」
スタード:「『あれ』? アレってなんだい」
死神:「『あれ』は——」
GM:【STOP】
GM:ザ、ザザザザザ……
GM:砂嵐の音が聞こえ、君の宇宙服のヘルメットにモニターが展開する
GM:直後、無機質ながらも脳みそに響くような音声が、君の耳に届く
: 
:謝罪せよ
:泣喚き謝罪せよ
:孤独の中で謝罪せよ
:死を想いながら謝罪せよ
:自分を亡くしながら謝罪せよ
:志を遂げられず謝罪せよ
:青を眺めて謝罪せよ
:道化て謝罪せよ
:謝罪せよ
: 
:罪人よ——
:謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ謝罪せよ
: 
GM:機械音声が狂ったように、君に謝罪を求める。
GM:君は罪人である、許されない罪を犯した、謝罪せよ謝罪せよ、そう急かす。
スタード:「う、うわぁあぁああああああっ ごめんなさい! すみませんでした! 申し訳ございません! 俺が悪かったですこの通りです許して下さい! 許してっ ごめんなさいっ ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」 みとおもないほど這い蹲って土下座もする
スタード:まあ心は死ぬほど平然としてるんだけどね。プライドでメシが食えるかよ……
:…………
: 
:うそつき
:こころからのしゃざい・ざんげ・はんせいを
:できないならばがくしゅうすればよいのです
: 
:1d3
DiceBot : (1D3) → 2

:1d5
DiceBot : (1D5) → 2

:……
:バツンッ
GM: 
GM:宇宙服の仕掛けが作動する。
GM:バツンという嫌な音。次いで、痛み。
GM:左手の人差し指が切り取られたことに、君は気が付くだろう。
スタード:「うッぐ――!? マ ジかよ、ッ……こおゆうのはァッ、くそ、盗人にしなさいってば……!!」 手を押さえて蹲っている
死神:「お、おにいさん、だいじょうぶですか!?」
GM:さて、君に与えられるのが「痛み」だけだと思ったかい?
スタード:「死んではいないけどッ…… いってぇ……! 指とれたッ……いってぇー……!」
スタード:「はッ、傷口が見えないだけまだマシかもッ……!」
:謝罪せよ
GM:そう聞こえるや否や、君の口から、自然と謝罪の言葉が出てくる。
GM:勿論、君の意思に反してだ。
GM:所謂、洗脳というやつだね。
スタード:「―― ―― ――  ……あれ?」 一瞬、自分の声だと判別がつかない
スタード:「ははは、なんだよこれ……パブロフの犬ってやつ? 科学技術の無駄遣いじゃないのこれ……税金返せよ……納めてないけど……」
GM:ああ、安心してくれ。君の意思・自我はきちんとあるよ。——今のところは。
スタード:「モルモットにだって動物愛護団体が権利があるって言ってる時代だぞ~……」 痛みで顔をゆがめつつも、独り言ち続ける
死神:「…………え、えと、いまのみたいなことが、たまに、あります」
スタード:「あー……まあ、予想はしてたさ」 いつだって思考はネガティブだから最悪のことしか想像しないのさ ……予防線なんだけどね だからこそ的中しやがったらファックだよね
スタード:深呼吸一つ いつもの顔に戻る 「死んでないからかすり傷さ」
スタード:「マウントとられて意識ぶっとぶまでぶん殴られるよか、まあ、まだマシ……かな。いてて……」 立ち上がる
死神:「…………ゆびも、だけど。ことばに、きをつけたほうがいいです。おにいさんは、まだだいじょうぶ、だと、おもうけど、きちんとしゃべってるから。ひどくなると、ずっと、ごめんなさいっていって、おはなしできなくなるんです」
スタード:「その時は……月面に文字を書いて、筆談すればいいのさ」
スタード:恐怖と絶望を押し込めて、おどけてみせる
GM:【蒼月】
死神:「おにいさんは、あたまがいいですね。でも、つらかったら、つらいって、いっても、……くーは、なにもできないですけど」
スタード:「アハハッ。いけないぜくーちゃん。泣いたって助けは来ない、泣いたってどうにもならない、蹲ってメソメソしてたって救いの手なんか差し伸べられない、鬱っても苦しくても自殺しちゃうゾって喚き散らかしても助けは来ない救われない報われない誰も助けちゃくれないんだ! ハハハッ!」
スタード:「だったらどうしたらいいんだ――そうだよ、だからいつも通りにしていればいいんだ。そう、これでいいんだ、へらへらしてると楽でいいぜ……はは……」
スタード:「なんてな。前向きなのはいいことだって本で読んだだけさ」
スタード:肩をわざとらしく竦めて笑うのみ
死神:「…………ぼくも、ほしのおにいさんには、わらっててほしい。でも、このままじゃ、おにいさん、わらえなくなる」
スタード:「じゃあ、面白いジョークでもよろしくたのむよ」
死神:「お、おもしろいじょーく……」
スタード:そもそも本当に笑ったことなんてないしな、ハハハ……。
スタード:(もうとっくの昔に、笑えて無いんだよ俺は……)
死神:「……じょーくじゃないんですけど、くーに、おにいさんのことをおしえてくれませんか? そうしたら、おにいさんが機械になにかいわれても、くーが「おにいさんはこういうひとだから、機械のいうことはまちがってるよ」っていえるとおもう!」
スタード:「ははぁ、そりゃ名案だ。……じゃあ、何から話そうか。そうだな…… 俺のこと、か……」 特に話せることって、なくね? ……まあ、うすぺらい人間だしな、騙してばっかりの。
GM:まあ何を話すかはお任せするよ
スタード:「……地球ではスゲー弁舌パワーをふるって、悪い人からお金を取り戻して、社会に貢献していたのさ!」 嘘だけど 
スタード:そんな感じで 詐欺師をやってたってのをリリカルに武勇伝めいて話してあげよう。
死神:「わあ、すごいですね!」
スタード:「かっこよすぎて、周りは俺についてこれなかったみたいだ。まあ、ヒーローってのはそういうもんさ」 嘘だけど
GM:死神は君の言うことを信じるだろうね 君にとってその時間が有意義かは知らないけど。
スタード:本当は嫌われて嫌われて生きるために気に入られる為に己を守るために嘘ばかりついていて そのまま成長せずに生きてきただけだけどね……
スタード:有意義さ。有意義だとも。
スタード:嘘だけど
GM:そうか。じゃあ中身のない話をしながら、君たちはまだまだ月面を歩き続けるだろう。
GM: 
GM:シーン3
GM:月での暮らしが漫然と続く。
GM:意識が、精神が、少しずつ少しずつ削り取られていく。
GM:指は何本残っているだろうか。
GM:何回謝罪の言葉を述べさせられただろうか。
GM:死神は君の嘘に気づかないのに、機械は君の嘘を的確に見抜くんだからとても皮肉だよね。
GM:死神はにこにこ笑って、君の話を喜んで聞くんだ。
GM:そんな死神に対して、君がどう思うか、それは嘘で塗り固められた君にしかわからないことだ。
GM:そんな風に死神と意味のない会話を繰り返して、時間が無意味に流れて。
GM:君の苦痛は頂点に達しようとしていた。
GM:飢えと渇きと精神的な負荷で意識は朦朧としている。
GM:なにか、なにか助かる術はないのか……?
GM: 
GM:ということで、バイオレンス判定だね、3以下で成功だ。
スタード:1d6<=3オレンス
スタード:1d6<=3 おっとミス
DiceBot : (1D6<=3) → 2 → 成功

GM:おめでとう。
GM:では、君の視界の果てに建物が見える。開発途中で廃棄された宇宙ステーションだ。
GM:もしかしたら、何か、あるかもしれないね。
スタード:「そうだ……火星に行こうぜ、火星……きっと地球よりも月よりも……いいところかもしれないし……地球に戻ったってまた月送りになるかもだし……そうだよ、火星、火星に……」 朦朧としていて若干言葉がぐちゃぐちゃ
スタード:「ここじゃない……遠い所……遠い遠い、どこでもないところ……いてもいい場所……いいなぁ……きっといいところだぜ……そう思うだろ? なあ……くーちゃん」 よろよろ歩いている
死神:「ここじゃない、ところ」
死神:「……そうですね、きっと、いいところです」
スタード:「ああ。くーちゃんも、火星いこうぜ。死神業務も……たまには、サボったって……いいんじゃないかな……? そのほうがいい、きっといい……」
死神:「さぼっちゃって、いいですかね。おにいさんに、さそってもらえるなんて、うれしいです」
スタード:「言い訳すればいいんだって。たとえば……心無い詐欺師に脅されたとか? 誰かの所為にして……自分を正当化するのは……楽でいいぜ……」
死神:「…………おにいさんは、わるくないのに、おにいさんのせいにするのはちょっといやです」
死神:「おにいさんはぼくのともだちで、ヒーローですから」
スタード:「……言ってくれるねぇ。ありがとさん」 肩を竦める
:謝罪せよ
GM:機械音声が囁く。
スタード:モウシワケゴザイマセンデシタ。なんか、そろそろ慣れてきたな。いや、これは諦めかな? どうでもいいや……。
死神:「おにいさんが、歩けるうちに。がんばって、あそこ、いってみよう?」
スタード:うい。返事の変わりに、親指たてておくか。あるかないか、もうわからないけど。
GM:そもそも本当に音声が流れたかどうかも定かじゃないね。謝罪せよ謝罪せよ。上手く思考できないから、自分がリフレインしてしまったものか、宇宙服から聞こえたのかもわからない。
スタード:どうでもいいや。俺の謝罪に価値なんてないし誠意もないし心もないし。
スタード:向こうも――聞いている人がいればだけど――そんなこと、分かってるだろうさ。
スタード:「ホントのことを話しても……へへ。きっと、誰も信じてはくれないさ……」 独り言
GM:全く以てその通り。
GM:死神は君の手を掴んで先導しようとしてくれたけど、まあすり抜けるよね。
スタード:ありがたいね。気持ちだけ受け取って、俺も歩こう。がんばるさ
GM:では、君たちは一縷の望みを託して、宇宙ステーションへ向かった。
GM: 
GM:シーン4
GM:君は歩き続ける。
GM:まるで砂漠のオアシスの幻影のように、宇宙ステーションに近付いたような実感はない。
GM:では、パラノーマルで判定。3以下で成功。
スタード:1d6-1<=3
DiceBot : (1D6-1<=3) → 5[5]-1 → 4 → 失敗

スタード:そーだな、キアイは使わない。このままで。
GM:了解
死神:「…………なかなか、着かないですね」
スタード:「そーだな、幻覚だったりしてな……」
スタード:言われるまで目的を忘れていた 意識は曖昧である
死神:「…………幻覚だったら、かなしい、ですか?」
スタード:「どーかな。どうも思わないかも」
死神:「…………じゃあ、ほしのおにいさんは、なにがあったら、よろこびますか?」
スタード:「神様になって、世界を好きにしていい権利があれば、すげー嬉しいカナ」 冗談っぽく笑いながら
死神:「神様( 'ω')」
スタード:「冗談だよ、じょおだん。俺が欲しいものは……落ち着ける場所とか、かなぁ……静かに過ごせる場所……敵意を向けられない世界……」
死神:「落ち着けて、静かな場所……」
スタード:「ま。そんな場所、ないけどな。ははは……欲しいものがほしいままに手に入るのは、世界から愛された人間だけ……与えられる側の人間……」
GM:そうだね、君はきらわれものだった。
GM:守ってくれる人もいない。
GM:誰もが敵、味方なんていなかった。
GM:虚勢をはって。嘘で塗り固めて。
GM:誰も手を差し伸べてくれなかった。
GM:誰も理解してくれなかった。
GM:愛など自分の人生ではフィクションだった。
GM:ずっと一人だった。
GM: 
死神:「…………あり、ますよ。落ち着けて、静かに過ごせて、……敵意も、多分、向けられない? あ、あと、一応、神様にもなれる、……かな……」
GM: 
GM:——君は、気が付けば倒れていた。
GM:もう地球も見えない。
GM: 
GM:クライマックス
死神:「ほしのおにいさん!? だ、だいじょうぶ、じゃない、ちがう、まって、まってよ、しなないで」
スタード:「死神が……『死なないで』なんて……おもしろいこと言うじゃないか……」 声はほとんどかすれている
死神:「だって、ほしのおにいさんは、くーのともだちだから」
スタード:「はは……俺も、いい友達をもったもんだ……」
死神:「うん、ともだち、ともだち。くーは、おにいさんがほしいもの、あげられるよ」
スタード:「へえ……? なにを、くれるんだい……?」
死神:「しにがみ、に、なれば。おにいさんはしなないし、もうあやまったりするひつようもないし、しずかに、すごすことができる、よ」
死神:「もう、ちきゅうのひとからいじめられないよ」
スタード:「マジで? そりゃ最高だな…… 死神……いいね、奪う側だ……奪われない側だ……」
死神:「うん、だから、」
死神:「ぼくをころして、しにがみになれば、ほしのおにいさんはやっとじぶんのほしいものが手に入るんだよ」
スタード:「……くーちゃんを、殺す……? おいおい、そりゃマジか……? 冗談はよしてくれ……」
死神:「じょうだんじゃないよ、これで、ぼくをころせば、おにいさんがしにがみになれるよ」 
スタード:「くーちゃんが死んじまうぞ。……お前さん、死にたいのか?」
死神:どこからともなく、大きな鎌を召喚する
死神:「……しにがみは、ひとり、だから。くーはしにたいんじゃない。くーは、おにいさんにしんでほしくないだけ。くーは、やっとともだちのためにできることを、みつけたんだよ」
スタード:「アンタ、いいやつだな」
死神:「いいやつ、かはわかんない。くーはきらわれものだったから」
死神:「そういってくれたの、ほしのおにいさんだけだよ」
スタード:「そんなに正直だと……悪い人に騙されちゃうぜ。……俺みたいな。俺、ずっとお前に嘘吐いてたんだよ。ヒーローとか、そんなの、全部嘘だったんだ。俺はタダの……詐欺師だよ。お前みたいな、善良なやつからカネを巻き上げてた、そんな……罪人なんだぜ?」 懺悔というか……今までお前に吐いた嘘を明かそう
スタード:「ああ、でも、今言った『アンタいいやつだな』ってのは、本当……。信じるか信じないかは、お前次第だけどさ」
死神:「…………」
スタード:きらわれもの、か。くくっと含み笑う。ルイトモってやつか。
死神:「…………おにいさんのことばはうそかもしれないけど、」
死神:「ここで、ずっと、いっしょにいてくれたのは、ほんとうのことで、くーはそれがうれしかったんだよ」
スタード:「ふ。っは。はは、アハハハハハハハハ――――」
スタード:「――はは――はぁ……。やめてくれよ。よしてくれよ。そんなに優しくしないでくれよ。……どうしたらいいのか、分からなくなるだろ、ははははは……」
死神:「……? おにいさんは、これで、くーをころせばいいんだよ? そうしたらおにいさん、助かるよ?」
死神:死神の鎌を差し出す
スタード:「なあ、本当の話をしようか」 鎌刃を見つめつつ スッといつもの声に 空元気だけれども
死神:「?」
スタード:「本当の、嘘じゃない上辺じゃない友達なんて初めてできたんだ。すごく……嬉しかったんだよ。失いたくないって思ったんだ。だから、お前のことを殺したくないのは、本当。でも――」
スタード:「――死にたくない。こんなところで死にたくない。ずっと石をぶつけられるような人生で。このまま終わるなんて嫌だ、しあわせになりたい、安心したい、居場所がほしい、痛いのも苦しいのも嫌だ、死にたくない、アイツラを見返したい――そのために、お前を殺したい。これも、本当なんだ。本当なんだよ」
死神:「…………」
死神:「…………死神は、他人によって振るわれた死神の鎌じゃないと死ねない。そして、振るった人間が、次の死神になる。これが、ルール」
スタード:「……」 聴いている
死神:「もし、おにいさんが死神になったとして、やめたくなっても、他に人がこないかぎり、ずっと死神のまま」
死神:「…………くーも」
死神:「本当の、話、するとね」
死神:「最初は、死神の役を、変わってもらおうと思ってたの。もう、ここでひとりはいやだって、思ってたの」
スタード:「……思って『た』……?」
死神:「今も、ひとりはいやなのは、同じだよ。でもね、ただ漠然とひとりが嫌ってわけじゃない。おにいさんがいなくなっちゃうのが、いやだ」
スタード:「……。……。……。……ほんとに、アンタ、いいやつだな」 それから呼吸を一つして……
死神:「どうすればいいのかは、ぼくもわかんない、わかんないよ」
スタード:手を差し伸べる。 「……くーちゃんの意志を尊重する。お前のしたい方を、とるよ。友達だからな」 鎌を寄越せ、と手をひらひら
スタード:っていうのはきっと、建前なんだろうな。俺が死にたくないだけの……。それでも……。自分の欲望よりも、友達の意志を、とりたかった。
死神:「…………ごめんね、ごめんね、おにいさん」 鎌を渡す
スタード:「謝らないでくれよ、罪悪感が湧いちゃって、鎌が振れなくなるかもだろ。それに…… 最後のくーちゃんの記憶がさ、泣いてる顔だと……俺、かなしいわ」 苦笑しつつ
死神:「…………うん」 涙をごしごし拭う
死神:「…………ありがとう、ほしのおにいさん、おにいさんと、また会えたら、いいな」
スタード:倒れたままだけど 頑張って腕に力を込めて、くーちゃんの首に刃をあてがおう 「くーちゃんに会えて良かった。……ありがとな。アンタ、ほんと、いいやつだよ。…………死後の世界ってのがあるならさ、きっと……会えるさ。それまで、元気でな」
死神:「うん、うん、またね、おにいさん」
スタード:「おう、またな。……ありがとう」 一抹の罪悪感と。これでいいんだという自己暗示と。友達ができた喜びを。それを失う悲しさと。でも、これが友達の想いなら――
スタード:そう思って、鎌の刃を滑らせる。痛く無いように。一瞬で済むように……
GM:死神の鎌で、くーの首が切り裂かれる。血は出ない。ただ、黒い闇が噴き出すだけ。
スタード:こみあげかけた「ごめんなさい」は、心の奥底にぐっと押し込めておいた……
スタード:本当に謝罪したい気持ちなんて、生まれて初めてだった。
GM:闇が君の身体にまとわりつき、君は気を失った。
くー:「ありがとう、だいすきだよ」
GM:遠のく意識の中、君はくーの声を聴いたような気がした。
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM:【月光】
GM:エンディング
GM:月面で君は目を覚ます。
GM:視界いっぱいに見えるのは青い青い——地球だ。
GM:だが、宇宙服のヘルメットはもうない。
GM:君は生身のまま月にいた。
GM:なぜなら君は死神になって、死すらも超越したからだ。
GM:今まで一緒に居た、くーの姿はもうどこにもいない。
GM:周囲には誰もおらず、何も聞こえず、灰色の地面が広がるばかり。
GM:君は友達を殺して生き延びた。最早呼吸も食事も必要せず、苦痛は微塵も感じない。
GM:最期に何かRPあればどうぞ。
スタード:「……――」
スタード:「……ふ。そう、か……」
スタード:「だったら……。俺はもう、クソッタレ(ユー・バスタード)なんかじゃない……俺は……死神だ。相応しい姿ってのに、ならないとな……」 イメージする。死神――月の死神。
死神:「どっこいしょ
死神:「うん、うん、いいね。宇宙死神っぽい。いいんじゃない?」 鎌くるくる
死神:死神のルールを思い出す。俺は、誰かに殺されるまで、ずっと月にいることになった。……。でも、俺がこうなるのを、友達が望んだんだ。だから俺は生まれて初めて、自分じゃなくって他人の意志を尊重した。
死神:「いつか……。死にたくなるのかな。誰かに、代わって欲しくなるのかねぇ。……まあいいや。それまでは……そうだな……。星条旗でも探すかな……。星条旗を見つけた後は……月葬刑の罪人でも、からかって遊んでやるかねぇ……」
死神:青い星を見上げる。ふ、と笑う。 「どうやら、お前らの気の遠くなるような技術の努力も……。たった一人の、イイヤツの善意には、叶わなかったらしいぜ」 俺の心からのごめんなさい、ってのは、俺の友達のためだけに。
死神:そんで……のんびり、歩き出すか。星条旗を探しに行こう。まず、それからやってみよう……きっと楽しいさ。
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GM:【NOCTILUCA】
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スクイ:嘘も



:嘘も
: 懺悔も
: 何もかも
:  其処に無く
:   独り涙する
:  また何時か
: 逢う時を
:望む
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GM:ロジウラフォークロア「月葬刑」
GM:終幕
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GM:【NOCTILUCA】