どどんとふ:全チャットログ削除が正常に終了しました。
どどんとふ:「GM」がログアウトしました。
どどんとふ:「」がログインしました。
どどんとふ:「1715」がログアウトしました。
どどんとふ:このサーバでは24.0時間以上ログインすると接続が切断されます。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「1715」がログインしました。
1715:「自己紹介……、囚人番号1715。本名は、あった気がするけど忘れた。誰も呼ばないし。」
1715:「産まれながらのハミゴ。昔っから悪いことは大体俺のせいにされるから。リモコンが壊れたのも、誰かの仕事がうまくいかないのも、大体全部俺が悪いらしいよ」
1715:「もう慣れたけど」
1715:「自分の身は、自分で守るから。うん、…やらなきゃ傷つけられるだけだし」
1715:「ま、そんな感じでヨロシク」
GM
GM
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM: 
GM:月葬刑。
GM: 
GM:それは重罪人を月へ流刑する処刑方法である。
GM:罪人は何もない月を彷徨い、
GM:じわじわと生命維持装置が制限され――苦痛の中で死に至る。
GM: 
GM:そしてまた一人、月に罪人(きらわれもの)が送られた。
GM: 
GM:不可避の死。
GM:摩滅していく正気。
GM:水を湛えた青い星(かえれないばしょ)が嘲笑う。
GM:死神の顔面には笑顔が張り付いていた。
GM: 
GM: 
GM:アングラ日常TRPGロジウラフォークロア
GM:『月葬刑』
GM: 
GM: 
GM:開幕。
GM: 
GM: 
GM
GM
GM:<オープニング>
GM:月面で君は目を覚ます。
GM:宇宙服越しに見えるのは青い青い――地球だ。
GM:君は自分が月葬刑に処されたことを知っている。
GM:周囲には誰もおらず、何も聞こえず、灰色の地面が広がるばかり。
GM:とゆわけで月面到着したよ!RPどうぞ!なんもないけどね!
1715:「……、」 ゆっくりと瞼を持ち上げて周囲を見渡す。
1715:外側から見れば綺麗な地球に視線が行って、睨み付ける。
GM:地球は嘲笑うようにそこで輝いているだけだ。
1715:誰にも届くことの無い反抗。 外から見れば綺麗なのにな、俺が見てきたのは汚いものばっかりだ。
1715:「……面倒だな」 ぽつり呟いて、地球に背を向けて歩き出す。何も無いだろうけどアレが視界に入るよりマシだ。
GM:地球から目を逸らせば、灰色の大地がどこまでも。動く者は君しかいないので当然ながら静寂だ。
GM:では、君は何も無い月面――地球から見ればあんなにも綺麗だった場所――を、当て所なく歩き始めた。重力が地球よりも無いので足取りだけは物理的な意味で軽やかに。
GM:というわけで、ミドルシーンへと進んで行こう。
GM
GM
GM:<ミドルシーン>
GM:▼シーン1
GM:目的地もなく、君が月面を歩いていると。……ふと、近くの地面に何かを見つけた。
GM:まぁ、視界に入ることだろう。
GM:それは朽ち果てた死体――自分と同じ宇宙服を着ている死体だ。
GM:ヘルメットの部分から見えたその姿は、既に……。
GM:……君もいつかこうなるのだろう。それは心を抉るような光景だ。
GM:さて ショックに心が呑まれないように、精神防衛できるか否か。
GM:目標:クレイジー判定で4以上。
1715:1d6+1>=4 クレイジー
DiceBot : (1D6+1>=4) → 5[5]+1 → 6 → 成功

GM:メッチャクレイジーやな
GM:じゃあ君は、なんとか取り乱さずに済んだよ。もはや取り乱す気力すらなかったのかな?
GM:RPどうぞ
1715:(こう成るために送られてきたから当然だろうなぁ。) 可哀想な同胞、センパイさんのヘルメットを蹴り飛ばす。宇宙服がごわごわして上手く蹴れないだろうけど
GM:人に口無し。崩れた肉を内包した宇宙服のヘルメットが、静かに地球を映している。sono
GM:そのヘルメットが君に蹴り飛ばされる……地球でやると大顰蹙だのなんだの後ろ指をさされたことだろう。ここが月でよかったね。
GM:この骸が処刑されて然るべきな大量殺人者なのか、君と同じなのかは、誰も知らない。野晒しの死体から得られる情報は、「お前もいつかこうなるんだ」という死の宣告だけである。
1715:「……、アンタは何やらかしたんだろうね。俺と一緒?それとも本当に悪人だったのかな」 ま、俺には関係ないんだけどさ。
GM:当然だが、返答は無い。
GM:【A World Of Madness】
1715:「苦しんだのかな、悲しんだのかな。それともあそこを呪って死んだのかな」
GM:転がされた死骸の顔は、奇しくも地球の方を向いていた。
1715:「……」 返答が無くてよかった。こいつは俺を傷つけない。
1715:またふらふらと、地球に背を向けて歩き出す。
GM:では君は、再び何も無い月を歩き出す……。
GM
GM
GM:▼シーン2
GM:月での暮らしが漫然と続く。時計もなく、日没の時間も異なる月で、どれほどの時間がたったのかは分からない。
GM:(ちなみに月の昼と夜は、地球時間でそれぞれ約15日だそうですよ)
GM:相変わらず空には青い地球が水を湛えている。
GM:一方で君の生命維持装置から補給される水分や栄養も最低限で、死なない程度の空腹と渇きが常に付きまとっている。
GM:冷たい水も、味のある美味しい食事も、もう二度と君は口にすることは出来ない。そう思い知らされる。
GM:意識が、精神が、少しずつ削り取られていく。
GM:こんな生き殺しの日があとどれぐらい続くのだろう?
GM:RPどうぞだよ
1715:「………、趣味悪いよなぁ。殺すなら斬首なり何なりサクッと殺ってくれればいいのに」 適当な岩とか、あるんだろうか。あったらそれを背もたれに、無ければぼーんやり立ち尽くしてる
GM:choice[岩ある,ない,ないよ,そんなものはない]
DiceBot : (CHOICE[岩ある,ない,ないよ,そんなものはない]) → ない

GM:ごわごわした宇宙服じゃ横になりづらいし寝にくそうだし、そもそも寝やすい場所も無いだろうし、慢性的な睡眠不足になってるかもね。睡眠の質が悪すぎるってやつだ。
GM:座るのも、なんというか、苦痛な感じかもね。血が停まるというか。
GM:そして君の体内に直接、そして強制的に流し込まれる水と栄養が、君が死ぬのをまだ許してはくれない。
GM:喉の渇き、空腹、質の悪い浅い眠りの日々、疲労、無音……今、君にあるのはそれだけだ。
1715:「………別にいいけど。ヘイワだし。…ねっみぃ」 目が霞む、早く死ねたらいいのに。
1715:誰も傷つけてこない、敵は居ない。……だるいけど、平和。 あとは死ねれば完璧だなぁ。
GM:じゃあ……そんな君の、霞む視界に、だ。
GM:遠くに何かがいるのが、見えた。
GM:この前見たような、なにか落ちてるようなモノではない。
GM:それは人の形をしていた。だが……宇宙服を身に着けていない。この、月の上で。
GM:――どうする?
1715:どうもしない。見間違いだろうし、実際に何か居たら面倒だし。
GM:では、君がそれを見間違いか何かだと思って虚ろとしていると……
--:「よう」
--:ぽんぽん。後ろから肩を叩かれた。
--:さっきまで前のほうにいたあの人の形がいつのまにかいない。
1715:「ッ誰だよ……!?」 肩を叩かれて驚くけど、振り向いて手を振り払う。
--:「ははは。そんなにビックリしなくったっていいだろ」 声の主は笑っている。その声は不思議と鮮明に聞こえる。
--:「とって喰いやしないさ」 へらへら笑うそれは、宇宙服も着ていない、荒唐無稽な『人間』だった。
--:最大限に荒唐無稽をあげるとすれば、それが大きな鎌を持っているということ。
1715:「……、不快。何の用だよ…ってかとうとう幻覚に話しかけられてるとか…」 笑い声が嫌な記憶を呼び起こす。舌打ちして距離とるぞ
--:「幻覚? あ~そうかもしらんね。イマジナリーフレンドだと思いたいならそう思ってくれちゃっても構わないぜ。よろしくな『マイフレンド』」 口ぶり軽い軽~い
--:どこか茶化すような言葉を吐きやがるが、敵意などはなさそうである。
1715:「胡散臭いしお前と友人になったつもりはない。そんなの要らない」
1715:「幻覚だとしても、こんな馴れ馴れしいのは勘弁だ」
--:「まぁなんてシャにカマエタ子なんでしょう。嫌いじゃないぜじゃあこれから友達になろうや」 へらへら
1715:「はぁ……?何で?お前もそーやって近付いて騙すの?裏切るの? ドーセそういうオチだろ」
--:「おいおい、俺の何を見てそんな神様みたいに傲慢な結論を出せるんだってんだ。まだ騙すもなにもしてないだろお?」 手を広げている
1715:「する可能性はあるだろ。……いきなり会って、トモダチーとか馬鹿じゃねぇの」
--:「バカ言った人がバカなんですう! そうそうお前、名前は?」
1715:「ガキかよ……。名前?囚人番号1715。本名は忘れた、誰も呼ばないし」
--:「1725くんね、ハイOK。俺は死神だ、以下よろしく~」
死神:「あ、1715か 一桁ミスったわハハハ」
1715:「…………まあ、いかにもそれっぽいナリだけど。死神とか…」
死神:「宇宙にだって死神はいるさ、死人が出るんだから」 まるで君が、月で死体を見たことを見透かしているかのように
1715:「そ。死神の中でも楽な部署でよかったね」
死神:「だろ? 笑顔のたえない職場、ってやつさ。ああそうそう、死神だけど、今すぐお前の命を貰う……とかじゃないからそこんとこは安心してくれよな」
1715:「なぁんだ、殺してくれないわけ? 使えない死神サマだな」
死神:「収穫時ってのがあるんだよ、何事にもな。青い実のまま食べるなんてとんでもない!」 へらへら笑う
1715:「…………ふぅん、そっか。じゃあ、熟すまで暇だな」
死神:「そーゆーことだな! ま、仲良くしようや1715ちゃん」 握手しようぜ、と手を差し出す
1715:「……、まあいいか。幻覚でも何でも、死神サマはまだ俺に危害を加えない。それでいいや」 握手はしない
死神:「寂しいこと言うねぇ、おセンチしないで笑おうぜ。きっといいことあるさ」 へらへらと笑うだけ。手は中空でヒラヒラしている。
1715:「こんだけ広くて何も無いところで何があるってんだよ……」
死神:「色々あるって。そうだ、お前『アレ』はやったのか?」
1715:「アレ…?」
死神:その口ぶりからするとまだっぽいな。じゃあそろそろじゃないかね」
GM:と、ソイツが言った直後だ。
GM:君のヘルメットにモニターが展開する。無機質なメッセージが流れる。曰く……
GM:被害者に謝罪の言葉を述べよ、という内容だ。
GM:誠心誠意の反省を見せなさい、と機械音声が命令している。
GM:機械音声は徐々に大きくなる。君を急かすように。
GM:拷問のように同じ言葉が繰り返され続ける。
1715:「ハイハイ、うるっさい…なぁ!!」 意味がないのを分かっていても両手で耳を塞ぐ
GM:うむ、ヘルメットごしだから手で耳を塞ぐ とかできないね。ヘルメットに手を添えるだけって感じになる。その間にも、鼓膜へダイレクトに騒音ががなりたてる。
1715:「せーしんせーい?……チッ、お前らがいつも通り俺が悪いわるいって言ってるだけ…っだろ」 うるさくて、地球のころを思い出して頭が痛い
1715:「おれが…っ、悪かったです……、そー言えば…、 いつも通り。いつもどおり、うん、いつものこと」 ずるずると蹲る
死神:目の前で、だるーんとこれ見よがしに寝転がってその様子を見上げている。
GM:では、音声がピタリと止んだ。
GM:直後である。
GM:ばつん、と嫌な感触と言うか、音の感じと言うか――
GM:choice[右手,左手,両手]
DiceBot : (CHOICE[右手,左手,両手]) → 左手

GM:choice[親指,人差し指,中指,薬指,小指]
DiceBot : (CHOICE[親指,人差し指,中指,薬指,小指]) → 小指

GM:左手の小指に激痛が走る。
GM:指が切断された、……のだろう。『ペナルティ』だ。
1715:「ッあ゛、あ゛あぁああああ゛……!!」
1715:「ぃ゛、たい……っんだよこれ゛…」 痛みと熱とヘルメットの中に反響する自分の大声でくらくらする
死神:「おおよしよし。痛いよな、痛いよな。しんどいよな」 むっくり起き上がって、お前の背中をぽんぽん
死神:「指チョンパーだな、宇宙服にそういう仕掛けがされてるんだってさ。悪趣味だよな~~」 よしよしイイコイイコ
1715:「さ゛わ、るな……っ! お前だって、おまえだってお前だっていつか…ッ裏切るくせに!!」 痛みを紛らわせるように吼える
死神:「裏切るってのは、信頼関係があって初めて起こることだろ? お前、俺のこと信用してねーじゃん。大前提がないわけじゃん。そもそも裏切り自体おこらないってのが分からないのかな?」 へらへら笑っている。背中をナデナデしている。
死神:「お前が俺を突き飛ばし続ける限り、一生裏切られることは無いのさ。だから安心して、俺のこと突き飛ばし続けていいんだぜ? 寂しさを、心のスキマをうめるために……」 ヘルメットを覗き込んでくる。
1715:「ッ………見るな、みるなぁ!!!」 両手で死神を突き飛ばす。上手く力が入らないけど
死神:「はっ それとも俺のこと信頼しててくれてるのか? だったら、それは、嬉しいことだねぇ」 独り言めいて笑っている。つきとばされません、アイアム神だから。
1715:「信頼? っは、するわけないだろそんなこと…!!」 ふぅふぅ息を吐いて左手を押さえる。痛すぎてもう感覚が分からない。
死神:「信頼してくれなんて一言も頼んでなかろう、お前はお前の感情に素直でいればいいのさ」
死神:それから、押さえてる手を見て……
死神:「ああ、今ので『第一回』は終わりだから。もう安心して良いぜ。『第二回』がいつくるかは俺にも分からないけどな」
1715:「だい、にかい……? っ、サイアク。とっとと殺せばいいのに」 
死神:「死にたいとかそういうことに近いことを簡単に言うんじゃないよお、大事な尊い命だろ? 命はひとつだぜ?」 ヘルメットの頭ぽんぽん
1715:「大事な尊い命? そーいう命の持ち主はこんなとこに来ないだろ」 疲れた。振り払うのもめんどくさい
死神:「ブハッ 確かにな!」 笑っている。手をどけられないならそのままナデている。
1715:「だろ。あっち側に住んでる正しい悪くない人たち、は大事なとーとい命だからな こんなことにならない」 はーやだやだ
死神:「はははッ、そーかもしれんねィ。ま、今日は痛みが引くまでゆっくりしてるといいさ。口喧嘩はまた、1715ちゃんの指の痛みが引いてから、語彙が尽きるまでやろうぜ」 イイコイイコ
1715:「撫でるのやめろよ……。久しぶりに大声出して喋って疲れた、寝る」 月面にごろん
GM:宇宙服の所為で寝転がりにくいし血の流れもクソ悪くなるけど、まぁなんとか横に離れる。寝苦しいの極みだけどね。
死神:「また大声出せるように休むといいさ。おやすみ1715ちゃん」 横であぐら
死神:ねつけるまでポンポンしてやるよ
GM:じゃあ、君は浅く短い眠りについたことだろう。
GM
GM
GM:▼シーン3
GM:月での暮らしが漫然と続く。
GM:意識が、精神が、少しずつ少しずつ削り取られていく。
GM:こんな生き殺しの日がまだ続くのだろうか。
GM:死神と名乗る謎の存在はずっと付いてくる。
死神:「そーいやお前、なんで月葬刑になったの?」
1715:「……嫌われてたから、…俺が悪いらしいから。以上」
死神:「なんできらわれものだったの?」
1715:「………知らない。昔からそう、物心ついたらそうだったし」
死神:「ははーん、散々な人生ってやつかぁ。なぁ、じゃあ好きな食べ物は?」
1715:「……ノーコメント、考えたら食いたくなる」
死神:「じゃあ恋人はい……ない感じだなーその感じからすると。質問変更、好きな音楽のジャンルとかは?」
1715:「失礼なやつだな、いないけどさ。 音楽も…、あんまり好んで何かを聞いた事が無いから……あれだ、歌詞無いやつのが好きその程度」
死神:「あ~、なるほどね。クラシックとかそういう」
1715:「多分…?うるさくないやつの方が…うん、まだいいや」
死神:「クラシックって眠くなるよなー」 地球を見上げている
1715:「……分からなくも無い」 死神の視線の先に気付くけど俯いて月面を見る
死神:「で、好きな食べ物なに? ああこれさっき聴いたな、ハハハハハ……」
1715:「………、果物類が好き 甘いし、水分あるし」 ごわごわした宇宙服のまま喉を触る
死神:「へー、いいねぇ。かじりつけば、あまずっぱ~い果汁が溢れて、じゅわ~っとジューシーで……うーん、いいねぇ」
1715:「サイアク。やっぱ答えるんじゃなかった」 喉渇いたな。触った部分がりがり掻く
死神:「俺の食レポの才能は罪深いなぁ」 へらへら
1715:「本当にな、最悪」 
死神:はははっ、と笑った。
GM:そんな風に死神と意味のない会話を繰り返して、時間が無意味に流れて。
GM:choice[例の『第二回』があった,なかった,あった,あったよ,第三回もあった,あった]
DiceBot : (CHOICE[例の『第二回』があった,なかった,あった,あったよ,第三回もあった,あった]) → なかった

GM:おお、ラッキーマン。
GM:ついてついてつきまくってるな。
GM:だがしかし。栄養も、酸素も、欠乏していて。
GM:酷く寝不足で、頭が痛くて、疲れ果てていて。
GM:永遠の灰色の風景……飢えと渇きと精神的な負荷で、君の意識は朦朧としている。
GM:なにか、なにか助かる術はないのか……?
GM:目標:バイオレンス判定で3以下。
1715:1d6+1<=3 バイオレンス
DiceBot : (1D6+1<=3) → 3[3]+1 → 4 → 失敗

GM:キアイ使う?
1715:使う、1点消費してちょうど
GM:成功
GM:君の視界の果てに建物が見える。開発途中で廃棄された宇宙ステーションだ。
GM:ひょっとしたら、万が一、億が一、地球に帰れる宇宙船や脱出ポットがあるかもしれない。
GM:脱出ポットでなくとも、生命維持装置を上手く機能させる道具があるかもしれない。
GM:そうしたら、助かるかもしれない。
GM:この苦痛が終わるかもしれない。
GM:――と、君は思ったことだろう。RPどうぞだよ。
1715:「………」 ずるずる重たい体を引きずって宇宙ステーションに向かう
死神:鼻歌をうたいながら付いてくる。
1715:鼻歌が、妙に明るいテンションが癪に障る。無視してもくもくと目指す。
死神:「なぁ、ロックとジャズだとどっちが好き?」 そして意味も無いしょーもない質問が再び。多分、君が目的地につくまで続くのだろう。
1715:「……」 無視
死神:「なぁなぁ、好きなマンガとかあるのかい? なぁなぁ――」 質問はずっと続く。そのまま君についていくのであった。
GM:というわけで、君は歩き続ける……。
GM
GM
GM:▼シーン4
GM:君は歩き続ける。
GM:なのに。まるで砂漠のオアシスの幻影のように、宇宙ステーションに近付いたような実感はない。
GM:目標:パラノーマル判定で3以下。
1715:1d6-2<=3 パラノーマル
DiceBot : (1D6-2<=3) → 1[1]-2 → -1 → 成功

GM:女神に愛されてるねぇ
GM:あの宇宙ステーションは死神の魔法による幻影であることに気が付く。心を蝕む絶望に、ヤルキ-3。
1715:ヤルキ10→7
1715:「…………はぁ」 
どどんとふ:「1715」がログアウトしました。
どどんとふ:「1715」がログインしました。
GM:【Heaven's Night】
1715:「なぁ、死神。やっぱりお前騙してたの? ……いや、騙したなが正しいか…」
死神:「あ、気付いたのか。元気付けようと思ってさ。希望とか目標とかあるほうが、頑張れるだろ?」 悪意のない様子である。
1715:「……最悪。そんな善意要らないから、ありがた迷惑。 元気付ける?何がだよ、変な希望ちらつかせやがって」
死神:「あるよね~……よかれと思ってやった善意が、いつのまにか反転しちゃって、相手を傷つけちゃうことって。そこに悪意はないのになぁ」 ふー、とアンニュイに溜息を吐いている。
1715:「あ、っそ。 悪意無いとかますますタチ悪いな」 ぎりっ、と歯を食いしばる
死神:「だよな、俺もそう思うわ。悪意のない善意ってやつが世界でイッチバン性質悪いんだよな、不思議だよな」 まるで他人事である
1715:「お前が今やったのそうなんだけど?」 むかつく、善意の押し付けが1番頭に来る。
死神:「はは、ごめんって」 手をひらり
1715:「……はーーーサイアク。変な希望を持ったのも、善意も、ほんっと…あー」 
死神:「もうしないからさ」 馴れ馴れしく肩に手を回してくる
1715:「………、お前味方なの敵なの。どっち」 回された手を振り払う
死神:「俺は死神さ」 荒唐無稽な返事である。
1715:「………あっそ。俺が死ぬまで居るの?仕事だから?」
死神:「居て欲しいかい?」
1715:「…………」 
1715:「……別に、どっちでも」
死神:「味方だよ、って言えば『嘘つけ』って言うし、敵だよ、って言ったら『やっぱり』で そういう、選択肢を試すようなのはよくないぜ。ま、俺は味方だから、ずっと一緒にいてあげるさ」 へらへら
死神:イタズラはしちゃうかもだけどな、と笑っている。
1715:「……、まだ言ってないけど。 イタズラも勘弁して欲しいかな……」
死神:「ああ、じゃあイタズラはもうしない。約束しよう」 小指を差し出す
死神:右手を出す。
死神:右の小指だ、俺が出したのは。
1715:「…………」 一度震える手でこぶしを握って、右手の小指を差し出す
1715:どうせ死ぬし、裏切られて死ぬのも俺らしいし。いいか
死神:「な、イタズラしなかっただろ」 お前、左手の薬指じゃゆびきりできないもんな。
死神:はい、ゆびきりげんまんっと。
1715:「………そうだな。 …、久しぶりにやった」 右手を見つめる
死神:「ははは。人生で一番楽しい思い出になったか? それより、もっと人生で一番と呼べるような、そういうことはあった?」
1715:「……マシな思い出、楽しくはないな」 
GM:思い出……人生……。過去に少し思いをやれば、走馬灯めいて君は君の人生と言うものを見返してみるかもしれない。
GM:なすりつけられたあらぬ罪。
GM:守ってくれる人はおらず。
GM:誰もが敵だった。一致団結したマジョリティにただただ慰み者にされた。
GM:味方なんていなかった。
GM:誰も手を差し伸べてくれなかった。
GM:誰も理解してくれなかった。
GM:誰も守ってくれなかった。
GM:ずっと嫌われ者で、ずっと迫害されて、ずっと仲間はずれだった。
GM:愛など自分の人生ではフィクションだった。
GM:ずっと一人だった。
GM:このまま、一人のまま、孤独のまま死ぬのだろうか。
GM:RPどうぞ。
1715:「……そう、楽しい思い出なんてなかったよ」
死神:「ふぅん?」 聴いている。
1715:「はー……ほんっと、サイアク。 まいっか、どーせ死ぬだけだし」
死神:「本当にそうなると思う?」
1715:「……どういう意味」
死神:「ああ、それはな――」
GM:と、死神の言葉の続きを、君は聴こうとしたかもしれない。
GM:けれど。
GM:気が付けば、君は倒れていた。もう、生命維持装置の限界が迫っていた。
GM:視界がかすんで――あんなに憎らしいほど青く見えていた地球すら、もう見えない。
GM:というわけで、クライマックスに移ろう。
GM
GM
GM:<クライマックス>
GM:倒れた君のヘルメットを、死神が覗き込んでくる。
死神:「おい、まだ聞こえてるんだろう」
1715:「……ん、きこえてる…」
死神:「死ななくって良いんだよ、お前は。その方法を知りたいか?」
1715:「……しらないと…、判断できない…」
死神:「じゃあ言うぜ」
死神:「――死神になれば死なずに済むぞ」
1715:「……はぁ…?」
死神:「俺を見てみろよ、お前みたいに、拘束するものもイジワルしてくる物体もない。自由だ。死神になればいいのさ」
1715:「……しにがみに…」 
死神:「もう、誰かにゴメンナサイってみっともなく喚くなんてイヤだろ?」
1715:「…いやだ……」
死神:「指をチョン切られたりするのもお腹が空くのも喉が渇くのも息苦しいのも良く眠れないのも、もう嫌だろ?」
1715:「…うん、いやだ……つらいのは、もう嫌だ」
死神:「そうだろ? どうだい1715ちゃん、死神になるかい? ……もう質問してるヒマなんてないと思うぜ。さぁ決めろよ、早く決めるんだ」
GM:君の選択の時間である。
GM:死神になって生き延びるか。
GM:このまま死に身を委ねるか。
1715:「……そこに、アンタはいるの…?」
死神:「もはや許容されるべき答えは『イエスかノー』だぜ。それ以外はナンセンスだ」
死神:君の決断を待っている。くるくると鎌を回しながら。
1715:「…おれは、……なるよ、しにがみ」 ここまで来たら最期の最期、信じて賭けてみよう
死神:「承ったぜ、1715ちゃん」 手を伸ばそう。握手をしよう。
1715:力は入らないけど握手、する 握り返す
死神:握手。ぎゅっ。握るぜ。
死神:そして、もう片方の手で鎌を振り上げる。
GM:掲げられた黒い鎌が、青い地球を映して煌いた。
1715:(最後まで、見なきゃいけないかぁ…)
1715:目を閉じて笑う。もう声は出ないけど
GM:そして、鎌の切っ先が振り下ろされる――
GM
GM
GM:<エンディング>
GM
GM:鎌の切っ先が振り下ろされる寸前――
死神:「信じるものは救われる……されど正直者は馬鹿を見る。でもな、俺は思うんだ」
死神:「……たまには信じるものが救われてもいいんじゃねえかって。幸運を祈るぜ、1715ちゃん。それと、ああ、ごめんな。ありがとよ。楽しかったぜ」
GM: 
GM:視界暗転。
GM: 
GM
GM:月面で君は目を覚ます。
GM:視界いっぱいに見えるのは青い青い――地球だ。
GM:だが、宇宙服のヘルメットはもうない。
GM:君は生身のまま月にいた。
GM:なぜなら君は死神になって、死すらも超越したからだ。
GM:腕の中にはちゃんと、あの大きな鎌だってある。
GM:今まで居た、あの死神はもうどこにもいない。
GM:周囲には誰もおらず、何も聞こえず、灰色の地面が広がるばかり。
GM:君は生き延びた。最早呼吸も食事も必要せず、苦痛は微塵も感じない。
GM:押し付けられた死の運命を回避できたということは、自分を死なせようとしてきた連中への痛烈な復讐ではないだろうか。
GM:ざまあみろだ。青い星に中指でも突き立ててやるといいだろう。
GM:RPどうぞ
1715:「………そ、っか。いないか……」 大きな鎌を前任のように回してみる
1715:「まあ、……うん。裏切られなかっただけ……マシかな」 俯いて鎌を抱えたまま座りこむ
1715:「……お疲れ、俺の死神サマ。俺も……一部を除けば話し相手が居るのは楽しかった。それこそ、人生で1番くらいには?」
1715:「次は、俺が死神って名乗るのかな。……数字だけよりかはいいけど」
1715:「……どーしようね、俺みたいな斜に構えたのが送られてきたら。絶対もめるし、アンタみたいには出来ないけど」
GM:では、視界の遠く。キラリと光るなにかが見えた。――宇宙船だ。きっと、おそらく、月葬刑の罪人が、また運ばれてきたのだろう。
1715:「頑張ってみるかぁ……」 ゆっくりと立ち上がって、罪人との合流を目指す
1715:(彼はどうしてくれたっけ……。いやでも、まずは挨拶からか? 分かんないな……)
1715:「………マニュアルとか置いていけよなくそが」 重たく感じる鎌を持って歩みを進める。 初めての仕事相手は騒がしい奴だといいなとふと思った。
GM: 
GM:黒い空には、青い地球。
GM:地球から見た月は、相も変わらず金色に輝いていることだろう。
GM:誰もそこに、死神が居るだなんて知らないだろうけれど――……。
GM: 
GM: 
GM:アングラ日常TRPGロジウラフォークロア
GM:『月葬刑』
GM: 
GM:THE END.
GM